旅のつぶやき -36- メコン川を見る2024.5
トンレサップ川はトンレサップ湖に遡る バサック川が海に メコン川 が上流から下流にと プノンペンは4つの川が出会うところです
プノンペンの河岸からの眺め こちらはトンレサップ川をレストランから見たところ。ここいらへんから クルーザー船が出ていて、メコンなどを回った帰ってくる。今は5月で水位は最も低い。
砂の運搬、これは砂をとって陸上で使う
下流に行く船は軽いので 水上に船体がたくさん出ている。
上流に行く船は沈んでいる
魚を取るのは チャム族 モスリムで、対岸に青色のイスラム寺院がある。
日に5回お祈りが聞こえる。
Mr.Mさん かつての政府高官で今はコンサルタント、文化人類学者。
彼から、この地域の複雑さについて教わった。
元々、カンボジア地域は まずはマレー系がいた、それをモン クメール系が支配し、インドの影響を受け、ヒンズー教が中心、 その後 仏教も主力となる、タイシナ系、チベットビルマ系のモンゴロイドもやってきた、 一方で、 東にある チャム族は イスラムとなる。
チャムはマレーシア インドネシア系らしい。あとヴェトナムは北方からのシナの影響を受けている。
カンボジア国内には そんなわけで多様な民族が住む。
現在も共存している。
また ヒンズー、仏教、イスラムそして日本と近いアニミステイクな、民間宗教もある。
クメールの男性はチャムの女性と結婚するらしいが チャムの男性はクメールの女性とあまり結婚しないとか、婚姻関係も複雑らしい。
いずれにしても単純に仏教国というのはステレオタイプですね。
多民族が共存するという点ではカンボジアはまさに先進国。
表向きは、平静でも、心のどこかには、争った歴史の爪痕がある。
これは多分世界共通でしょう。
深い深い。。。。。。
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