日向坂選抜発表について思ったこと
日向坂の最新シングルの情報が解禁され、表題曲のメンバーは今までの全員選抜(1−3期生)から、4期生も含めた選抜制になりました。
センターは4期生の正源司陽子さんが務めます。4期生は一昨年の加入から、一年半くらい経って表題に参加することになります。
『全員選抜が日向坂の良さだったのに』『これで他のアイドルグループと同じになったな』のように、全員選抜じゃなくなったことを惜しむ声
『運営の大英断!大きく振り切ったな』『やっと4期生も表題入りか!待ったにも程がある』と4期生のメンバー入りを喜ぶ声
など、選抜制に移行したことで人それぞれ思うことはあると思います。
今回は選抜制になって私が思ったことを書きます。
(🚨ありのまま思ったことを書きます。気分を害されましたら申し訳ございません)
それではどうぞ!!!
選抜制に賛成?反対?
まず初めに、私自身が選抜制に賛成か、反対かをはっきりさせたいと思います。
私は選抜制に賛成です!!!
その理由は、主に二つあります。
1 4期生にスポットライトが当たる
一昨年の9月に4期生はグループに加入し、その翌月に発売された8枚目シングルのカップリング曲「ブルーベリー🫐&ラズベリー🍓」(4期生曲)でグループ活動に参加しました。
それから、「シーラカンス」「見たことのない魔物」、去年3年ぶりに発売されたセカンドアルバム『脈打つ感情』では「ロッククライミング」(これら全て4期生曲)と4期生はグループ活動に参加はしているものの、期生曲のみの参加になっておりそれに加え先輩とのユニット曲もなしと、4期生に推しメンがいる私は少し寂しい印象を持ちました。
加入して一年以上経ったのに、これでは飼い殺すのと同じです。
せっかく夢を持ってアイドルになったのに、表舞台で挑戦する権利を得られないのは、可哀想だと思います。
だからこそ、選抜制は自分にスポットライトが当たるチャンスです。
ここまで光が当たらなかった4期生には絶好のアピールができます。実際今回の選抜にも4期生が5人(正源司陽子、藤嶌果歩、宮地すみれ、平尾帆夏、山下葉留花)選ばれています。選抜メンバーは自分のアピールができますし、選ばれなかった4期生は今回の経験をバネに更に力をつけることができるので、自分たちの実力の底上げができます。(=組織力の向上)これで日向坂の課題である世代交代も上手くいくのではないでしょうか。
2 グループに緊張感(危機感)を持たせる
昨年日向坂46は『ライブで最強になりたい』という目標を掲げ、グループ活動をおこなってきました。
2枚のシングルとセカンドアルバムをリリース、ツアーには4期生がフル参加と
盛りだくさんの一年でしたが、年末の紅白🟥🤍歌合戦に出場することはできませんでした。
「ライブで最強になりたい」という目標で一年をスタートしたのに、これでは最強になれたとは言えないと思います。もちろん紅白に出ることが全てではありません。しかし、ライブで最強になりたいのであれば、誰もが知っている紅白のような番組に出ることが1年間頑張ってきた成果(それを第三者が認めてくれたこと)だと思います。
今年1年、去年と同じことをしていては、その二の舞になります。
ここでグループには大きな変化が必要になり、それが選抜制だったのではないでしょうか。
選抜制になったことの利点は、4期生にスポットが当たることに加えもう一つあります。それは、
グループのゆるい雰囲気を変えること
日向坂46は欅坂46(現櫻坂46)のアンダーグループ(けやき坂46)として誕生しました。結成してからの数年は、大人気の欅と閑散としているけやきという対比がありました。しかし、けやき坂46は諦めず努力を積み重ねてきたことで、それが徐々に結果になり、名前を改名し独立するまでになりました。
独立後も勢いは止まらず、2019ー2022の紅白歌合戦に連続出場し、2019年には日本レコード大賞で優秀賞を取りました。
しかし、最近のグループには緊張感がないと思います。
もっと詳しく言うと、成り上がろうとするギラギラ感がありません。
これは何故なのか?自分なりに考えてみたときに、1期生が前に出過ぎなのではないかと思いました。
日向坂46は現在1期生(6人)、2期生(7人)、3期生(4人)、4期生(11人)の計28名で構成されています。(このシングルの発売前に卒業するメンバーを除く)
代表的なメンバーは、1期生の加藤史帆さん、佐々木美玲さん、2期生の金村美玖さんや小坂菜緒さんなどで、グループのコンセプトとして『ハッピーオーラ』があり、先輩後輩分け隔てなく期の壁を超えた仲の良さが魅力です。
その中でも特に1期生は、けやき坂の時代を経験しており彼女らがいなければ2ー4期生はアイドルをやれていなかった可能性があるため、他のメンバーにとって1期生の存在は大きな価値を持っているからこそ、今度は下の子たちが活躍できるように、1期生のメンバーは一歩引いてみることが重要だと思います。
冠番組『日向坂で会いましょう』では、MCのオードリーさんとメンバーのわちゃわちゃした雰囲気を楽しむことができます。特に1期生と2期生は番組開始当初からの付き合いなので、お互いをより深く知ってる分、グイグイ前に出てMCのお二人からいじられたり突っ込まれたりするなど番組の中で重要な役割を担っているといえます。その結果、4期生が出づらくなっているのではないかと思いました。
4期生は先輩たちに比べ芸能界の経験が浅く、外番組に呼ばれる機会はそれほど多くありません。だからこそ、冠番組では積極的に前に出て挑戦をする機会を得て欲しいのですが、その機会は潰されているのではないかと思いました。
また、表題曲の全員選抜も「どんなに結果が悪くても選抜に入れる」と言う安心感が出てしまい、アイドルとしての努力をするメンバーが減った?のではないでしょうか。(オンラインのお話会通称『ミーグリ』があり、それには各メンバーに持ち枠があります。4期生には先輩より早い段階でその枠を全て埋めたメンバーがいますが選抜に入れなかったことからの個人的憶測)
これらの要因が積み重なって、グループ内にゆる〜い雰囲気が出来上がり、緊張感がなくなっていったのではないか、と私は考えます。
その空気を選抜制で変える、ガラッと変えた雰囲気で組織力の向上を計り、世代交代の準備を進める、という流れができること、それが日向坂が最強になる近道ではないでしょうか。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
冠番組で表題曲の選抜メンバーの雰囲気が発表された時、とても張り詰めた空気感で「ハッピーオーラ」とは対極の感じはあり、Xのポストでも、『こんな雰囲気見たくなかった』『こんなの日向坂じゃない』と言った声が見受けられました。
しかし、アイドルというのは勝負の世界で生き抜かなければならず、いわば団体スポーツと同じだと私は考えています。
『大会で優勝する』『大会で活躍する』そんな思いを持ってスポーツを頑張っている人は多いと思いますし、団体スポーツであれば尚更です。団体スポーツには、必ずキャプテンのようなリーダー格の選手が各チームにいると思います。その選手は、言いたくなくてもチーム・選手が成長するために厳しい言葉をかけなければならない場面があると思います。言われた選手はそれをバネにして練習に打ち込んで自分が成長し、結果的にチームが成長する。
そんなシーンをテレビや漫画、アニメなどで見たことはありませんか?
私は日向坂46にそんな雰囲気を作って欲しいと思っています。
厳しい環境の中でみんなで努力し成長する、ずっと厳しいだけだと辛くなるのでときにはゆるく楽しんでみる、そういうメリハリがあれば何事も面白くなっていくのではないでしょうか?
ある日のライブの本番直前、キャプテンを務める佐々木久美さんはスタッフの方にこう言いました。
4期生が加わった新生日向坂が再び勝ちに行く姿をみんなで見守っていきませんか!
それでは、この辺で失礼します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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