私の産後クライシスストーリー
家庭から世界平和を目指す女 おかたむです。
私はこの記事を8年前の自分に向けて書いています。
8年前は、長男が生まれ、私が完全に育児モードに入ってしまった時期。
見事な「産後クライシス」に陥っていました。
産後クライシス(さんごくらいしす)とは?
産後急激に夫婦仲が悪くなる現象のことで、「育児ノイローゼ」や「産後ブルー」の結果、夫婦仲や社会関係にまで悪影響を及ぼすとして、NHKが「産後クライシス」を提唱しました。
私にとっては初めての育児。
育児本をたくさん読み、「育児とはこういうものだ!」と本の奴隷になっていた時期でした。
ある育児書にこんなことが書いてありました。
「赤ちゃんは、生活リズムがあります。
母乳を飲み、遊び、排泄をし、また寝る。
このリズムで赤ちゃんは過ごしているので、それぞれどれくらい
の時間を費やすのか、手帳に記録しておきましょう。」
私はそういうものだと思って母乳の時間、
手足をバタバタしている時間、
排泄頻度などをメモしていました。
そんなことをするとどうなるかと、、、、
「おっぱいを飲みたい」と赤ちゃんが泣いているのに
「いや、次は排泄するはずだ」
と、排泄するまで母乳を与えないということが発生します。
今振り返ると、こんなリズムで全ての赤ちゃんが生きていれば、
世の中から育児ノイローゼはなくなりますよね。(笑)
ありえない!!!
笑
私の育児は、こんなところからスタートしたので、うまくいくはずがありません。
私達夫婦の場合は、更に国際結婚なので、赤ちゃんのお世話方法等が違います。
「子供が生まれれば、夫婦は自然に子育てしていくものだ」
と無意識に思っていた私は、その現実に苦しみました。
私が頑張れば頑張るほど疲れ果て、それが夫に全く伝わっていない。
完全に私が空回っていました。
なんで私ばっかり頑張らなきゃいけないの?
寝る時間もない、
顔も洗わない、
ボサボサの髪の毛で部屋着のまま過ごし、
食事もいつ食べたのかも覚えていない、
部屋は掃除してない、
シンクには洗っていない皿・・・。
SNS を見れば落ち込む。
友達の飲みに行った楽しそうな写真、
海外旅行へ行った写真、
転職した話、
昇進した話・・・。
そんなキラキラした世界と対照的に、家の中で長男と二人きりの私。
社会からの疎外感。
一人目育休中は、ママ友という存在もいなかったので、本当に孤独でした。
実家も遠方、両親は自営業で忙しく、会いに行くと言っても「来ないでくれ」と言われる始末。
人生で一番孤独を感じた時期でした。
長男は夜中も全く寝ない、本当に手のかかる子でした。
夜泣きがひどい長男をおぶって、近所を1時間散歩したことも何度もありました。
夫は夜中に長男が泣いても全く起きない。 笑
そんなことが積み重なるとどうなるかというと、
夫の全てにイライラするようになるんです。
床に脱ぎ捨ててある靴下を見るだけでイライラ。
食後の食器がテーブルに置いてあるだけでイライラ。
そして私はそのイライラを全て夫にぶつけます。
夫も、事業を始めて間もない時期で色々と余裕がなく、聞き流せないこともあり、
私もイライラ、
夫もイライラ。
お互いの話を聞く心の余裕がなかったです。
そしてそれに拍車をかけるように、
息子は、夫の抱っこでは全く泣き止まなくなってしまいました。
夫は、初めての子供ということで、長男が可愛くてしょうがなく、
たくさん抱っこしてくれていました。
しかし、寝かしつけるにも何時間抱っこしても背中をそっくり返らせ大泣き。
夫もギブアップし、私に息子を渡す。
すると、さっきの大泣きが嘘のように10秒で泣き止む。
これが毎日発生したため、夫は長男を抱っこしなくなってしまいました。
今思うと、拒絶されたようで悲しかったのでしょうね。
一方、私はそんな夫に同情せず、
「やっぱりママの方がいいよね」と、
内心、夫に「勝った」という気さえ
思っていたのです。
つまり、育児において
「私は夫よりこれだけ頑張っている。
だから、それだけの見返りがあるのは当然だ」
という気持ちで過ごしていました。
夫婦は助け合うためにいるのに、
当時の私は、夫に勝つことばかり考えていました。
感謝の気持ちや、夫の一日の出来事を気にかける余裕など、
微塵もありませんでした。
今思うとゾッとしますが・・・・。
私はこの時期に、夫と一緒にいることは耐えられず、離婚届を何枚も書きました。
こんな状態に陥りそうな方、陥っている方、いらっしゃいませんか?
それから8年経ち、今は3人の子供に恵まれ忙しいながらも
夫婦仲良く良い関係を築けています。
つまり、
自分の心がけや意識次第で、
産後クライシスから復活できる
のです。
では、具体的にどのように私が産後クライシスから夫婦関係を改善できたのか?
その話はまた次回書きたいと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました☆
※7/17にアメブロよりnoteへ移行しました。