文化の違いを楽しむ方法
家庭から世界平和を目指す女 おかたむです。
昨日の記事では以下のことをお伝えしました。
パートナーシップについて大切なこと:
・相手に対する理想像を捨てる
・相手は違う人間だと理解する
・相手との違いを楽しむ
今日はこの相手との違いを楽しむということについてお伝えしていきます。
結論から言いますと、
「違いを受け入れ楽しむ」ということは、
自分の器を広げ、自己成長へと繋がります。
そんなの妥協じゃないか?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これは妥協ではなく、
自分のストレスを軽減する上で、大切なことなのです。
パートナーシップにかかわらず、
この考えは、楽に生きる上でとても大切です。
人間関係において、なぜ人はストレスを感じるのか?
というのを考えてみてください。
それは自分の想定外のことが発生するからです。
子育ての例を出します。
初めて子育てをする場合、自分の予期せぬことばかりが
起こるので、ものすごく疲労度が高くありませんでしたか?
・子供が外出直前にウンチをする。
・子供がリビングの床でおしっこをする。
・夜中に突然嘔吐し胃腸炎。
・帰りがけに寄ったスーパーで鬼ごっこを始め大騒ぎ。
等々。
子育ては想定外の連続です。
でも、これは大人に対しても同じです。
自分と相手が言わなくても理解できる、常識や阿吽の呼吸などが
あると思います。
でも、そうした社会的ルールが、ある程度共通認識として分かって
いるだけで、それ以外は基本的に自分と相手は違う考えを持っている者です。
それを「なんでそうなるの?!もぉ、信じられない!!」と思う前に、
「この人のメガネをかけたらどういう世界が見えているんだろう?」
「何でこういう発想になるんだろう?」
と興味を持ってみる。
それを見ると相手の生まれも育った家庭環境での前提であったり、
習慣というものが見えてきます。
それに合意できるかどうかは別問題として、
「そういった考えもあるんだな。勉強になります。」
と捉えなおしてみると、違いが学習材料になります。
私について言えば、夫が外国人です。
彼の出身地はアフリカの西アフリカに位置するナイジェリアです。
皆さんの周りにナイジェリア出身の方はいらっしゃいますか?
またナイジェリアにゆかりのある方はいらっしゃいますか?
おそらく多くはいらっしゃらないかと思います。
それぐらいナイジェリアというのは、日本においてまだまだ知名度が低い国です。そのため、情報も少ないです。
そんなナイジェリアから来た彼と出会い結婚したのは2006年。
今年で14年経ちます。
私は元々海外旅行が好きだったこともあり、異文化にとても興味がありました。
彼と結婚し、そこまで大きな文化の違いというのは感じませんでしたが、
子供の出産後は文化の違いを感じることばかりで、正直ストレスの連続でした。
例えば、出産後、私は母乳育児をしたかった。
そして一人目ということもあり母乳神話にとらわれていて、
ミルクをなるだけあげたくないと思っていました。
しかし、彼はミルクをたくさんあげようとします。
それは、自分が子供に触れられる機会が多くなるから、
というのはもちろんなのですが、ナイジェリアの文化的背景がありました。
彼の国では、粉ミルクというのは豊かさの象徴であるのです。
それに加え、ナイジェリアでは、近所の人、兄弟、親、祖父母がみんなで育児をするので、基本的にワンオペ育児というのは発生しない社会です。
そのため、お母さんは3週間は母乳をあげる以外横になっているというルールがなのだそうです。
赤ちゃんのお世話は、周りの人が全てやってくれます。
そのため、粉ミルクを飲ませるというのは、みんなで育児をする上で必要なことでもあるのです。
私はそうした文化的背景を理解せずに
「なんでこのミルクばっかりあげるんだ!
お金もかかるし、母乳の方がいいに決まってる!」
と、産後一週間で大喧嘩になりました。
しかし、こうした文化の違いを知っているのと知らないのとでは、
私の人間としての器の大きさが異なります。
こうしたことを知り、自分の中のデータベースを増やすことで、
自分が今後他人に対して許容できる範囲が広まりますし、
ストレスがかなり軽減されます。
コップに例えると、自分の知っている知識や経験がおちょこぐらいの
キャバしかなければ、そこから溢れたものは全てストレスとなります。
しかし自分の許容範囲キャパが、大きなポリバケツぐらいあれば、
日常的に発生する大抵なことは受け入れられます。
「全ては、このコップの大きさを大きくする材料だ」
と思えば、違いは楽しめますし、自己成長の材料になると私は捉えています。
このコップをどんどん大きくしていくことを楽しみにできれば、
「違い」もいい材料になりませんか?
【今日のまとめ】
違いを楽しむには?
・ストレス=自分の許容範囲外のものに対し感じる
・自分のキャパを広げて受け皿を広げればいい
・あなたのキャパのコップはおちょこなのか?ポリバケツなのか?
・違い=コップを大きくする成長材料、と捉える
どなたかの心を軽くなれば嬉しいです。
※7/17にアメブロからnoteへ移行しました。