チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ〜その13〜
来季からNPBで新しくプレーする外国人を紹介する、「チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ」。第十三回は来季から広島にやってくる、マイナー通算102本塁打の長距離砲です。
名前:ジェイク・シャイナー
生年月日:1995年8月13日(28歳)
出身:アメリカ合衆国・カリフォルニア州
ジェイク・シャイナー選手はアメリカ合衆国出身の内野手で、右投右打、身長は185センチ、体重90キロとプロ野球の世界では少し大きいというレベルの体格です。
しかし彼の持つ爆発力は本物で、102本のホームランを放ったのはわずか5年。そして通算OPSも.810と高め。守備位置は三塁や一塁と、打撃が得意な選手のポジションを守ります。
シャイナー選手は2017年のMLBドラフト4巡目でフィラデルフィア・フィリーズから指名されてプロ入りすると、傘下のマイナーリーグで1年目から61試合に出場。打率.250、4本塁打という結果を残しました。
2年目には13本塁打をマークすると、翌年の2019年6月にトレードでシアトル・マリナーズへ移籍。移籍後はA級に所属し、2チーム合わせて19本塁打を放つ活躍を見せます。
2021年はAA級に昇格すると、ここでも18本塁打と、レベルが上がっても変わらない長打力を見せつけます。翌年もAA級でプレーすると、キャリアハイの21本塁打をマークします。
そして今季はAAA級に所属すると、本塁打数をさらに伸ばし30本に。
ここまで来ればメジャーデビューも秒読み段階という感じでしたが、チームをFAに。そしてメジャーでの出場はないまま、広島との契約が決まりました。
前情報があまり無い秘蔵っ子?
マイナーリーグでは100本を超えるホームランを放ったシャイナー選手ですが、メジャーデビューしていないということからかネットにはあまり情報が載っていません。プレー動画など実際に動いているところの映像はありますが、シャイナー選手の持ち味や得意なことはあまり分かっていません。
ただ、前評判ではどうやらチャンスに強いそう。確かにデータを見ると30本塁打に加えて打点も105と、124試合出場にしては驚異的なペースで打点を積み上げています。元々繋がりが売りの広島打線に中核として入ったら面白そうですね。
シャイナー選手のプレー動画
打球の角度はかなりついていますね。やはりフライボールが主流のメジャーでもここまでホームランや大きな当たりの長打を打てる選手というのも稀有な存在だと思います。
そして、ホームランの打球も引っ張りだけでなく、流し方向にも伸びています。広角に打ち分けることが得意な選手であれば、心強いこと間違い無いですね。
守備では主に一塁、三塁を守るようですが、三塁守備には若干の不安があります。今季のデビッドソン選手の守備を考えれば、一塁で起用するのが妥当でしょう。
まとめ
シャイナー選手はアメリカ合衆国出身の内野手で、メジャー経験はないもののマイナーで通算100本超えのホームランを放った長打力の持ち主です。
一塁で起用し、上手くハマれば昨季のマクブルーム選手のような成績が期待できそうです。
シャイナー選手は入団の際、
とコメント。背番号は95に決まり、これからどんな活躍をするか楽しみですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。