チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ〜その14〜
来季からNPBで新しくプレーする外国人を紹介する、「チームを救え!新外国人のベースボールレジュメ」。第十四回は髭とロン毛がトレードマークの、鯉の新リリーバーです。
名前:トーマス・ハッチ
生年月日:1994年9月29日(29歳)
出身:アメリカ合衆国・オクラホマ州
トーマス・ハッチ選手はアメリカ合衆国出身の投手で、右投右打、身長は185センチ、体重は88キロとなっています。
ストレートの最速は157キロを記録しており、スライダーやツーシーム、チェンジアップなど多彩な変化球を投げます。
ハッチ選手は2016年のMLBドラフト3巡目でシカゴ・カブスから指名されてプロ入りしますが、この年はマイナーでの登板はありませんでした。
翌年はA+級でプレーすると、26試合に先発し、5勝11敗、防御率4.04という成績を残します。
18年、19年はAA級で過ごしていると、7月の末にトレードでトロント・ブルージェイズへ移籍します。移籍後もAA級でプレーし、2球団合計で27試合の登板、6勝13敗、防御率4.12とまたも負け越してしまいます。しかし、その能力の高さを買われ、オフにはAAA級を飛び級してロースター入りを果たしました。
すると、翌2020年の7月下旬にメジャーデビュー。8月には中継ぎ登板したのちにチームが勝利し、メジャー初勝利も挙げました。
しかし、2021年は怪我でシーズン序盤に離脱。7月に復帰したものの、この年は3試合の出場にとどまります。
2022年はAAA級で28試合に登板、22試合に先発し、8勝7敗と好成績を残すと、メジャーに昇格。しかし、一度4回途中10失点と炎上してしまい、AAA級降格。再昇格はありませんでした。
2023年はメジャーで6試合に登板したものの、8月にDFAに。その後、ピッツバーグ・パイレーツに移籍し12試合に登板。防御率4点台の成績を残しましたが、シーズンオフに自由契約に。どうやら日本の球団との契約が目的だったようです。
その後、12月4日に広島との契約が発表。念願の日本デビューが叶いそうです。
レイノルズ選手と同郷!
そんなハッチ選手ですが、実は来季からチームメートになるマット・レイノルズ選手と出身地が同じ。
ハッチ選手の出身校はオクラホマ州の高校であるのに対しレイノルズ選手の出身校はそこから東に離れたアイダホ州と同じところで育ったわけではなさそうですが、出身が同じなら心強いこと間違い無いですね。
ハッチ選手のプレー動画
ストレートはほとんどが95〜96マイルを計測していますね。安定しています。
またチェンジアップは、メジャー式のツーシームのような軌道ではなく、日本で主流の下に減速しながら曲がる軌道をしています。かなりキレがあるように見えますね。
シンカーもストレートと同じ球速で曲がっており、打たせて取るピッチングができれば日本でも通用しそうです。
まとめ
ハッチ選手はアメリカ合衆国出身の投手で、150キロ後半のストレートに加え、スライダーや減速するチェンジアップ、シンカーを投げ込むピッチャーです。アメリカでは先発経験の方が長く、ローテに食い込めれば広島にとって大きな補強となるでしょう。
ハッチ選手は入団時、
とコメント。家族と共に来日すると話しており、すでに親日家になる香りがしますね。新天地でハッチ選手はどんな1年を過ごすでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。