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広島東洋カープの投手戦力紹介!早めの開幕一軍予想も
キャンプも開始から1週間が経過し、どの選手も開幕に向けてエンジンをかけ始めました。
今回は、広島投手の2024年の戦力紹介をしていきます。最後では開幕一軍メンバー予想もしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
※以下一部敬称略
昨季の広島の主な投手陣
先発
選手名 登板数 勝敗 防御率
床田寛樹 24試合 11勝7敗 2.19
森下暢仁 20試合 9勝6敗 3.01
九里亜蓮 26試合 8勝8敗 2.53
大瀬良大地 23試合 6勝11敗 3.61
森翔平 12試合 4勝2敗 4.53
玉村昇悟 9試合 3勝1敗 4.96
昨季の広島は、特に裏ローテが厳しいという印象が強かったですね。表ローテでは床田寛樹選手が11勝、森下暢仁選手が9勝を挙げるなど貯金を作れていたものの、裏ではそもそもローテに定着できた選手があまりいませんでした。右のエースである大瀬良大地選手も6勝11敗と空回りでしたが、それでも2位に躍進しているあたり中継ぎ陣や野手陣の頑張りを感じます。
ルーキー・常廣羽也斗選手が早めにローテに食い込んでくると広島ファンにとっては嬉しい限りですよね。
中継ぎ
選手名 登板数 勝 敗 ホールド セーブ防御率
矢崎拓也 54試合 4 2 10 24 2.81
栗林良吏 55試合 3 7 15 18 2.92
島内颯太郎 62試合 3 3 39 2 2.31
大道温貴 48試合 3 1 10 0 2.72
ターリー 44試合 7 1 22 1 1.74
中﨑翔太 35試合 1 0 7 0 2.73
戸根千明 24試合 1 0 5 0 4.64
やはり、鉄壁ですね。7回ニック・ターリー選手、8回島内颯太郎選手、9回矢崎拓也選手というリレーが完全に出来上がっていて、「勝利の方程式」を体現していましたね。何より凄かったのは、守護神が不振に陥ってもそこを埋める選手が現れたということ。昨季は序盤から栗林良吏選手が不調で二軍行きも経験していましたが、そこに矢崎選手がジャストフィット。期待以上の成績を残してくれました。
そして、現役ドラフトで広島に加入した戸根千明選手もブルペン入り。防御率は4点台後半だったものの、広島の勝利に貢献したことは間違いありません。
入れ替え・離脱中選手
ここで、広島の今季の入退団選手と呼称で離脱中の選手についてみていきましょう。
入退団一覧
OUT IN
一岡竜司 トーマス・ハッチ
薮田和樹 テイラー・ハーン
行木俊 内間拓馬
中村来生 常廣羽也斗
ドリュー・アンダーソン 高太一
ニック・ターリー 滝田一希
中村祐太 赤塚健利
杉田健(育成)
杉原望来(育成)
日髙暖己
故障中選手
大瀬良大地:右肘関節手術
※すでに本格的なブルペン投球開始
ケムナ誠:右肘関節内遊離体及び骨棘切除
※現在三軍でリハビリ中
小林樹斗:右肘疲労骨折による骨移植手術
※現在三軍でリハビリ中
今オフの退団選手には実力者が多くいました。広島で中継ぎとして活躍し、大瀬良大地選手、今村猛氏と共に「カピバラ三兄弟」と呼ばれた一岡竜司選手は引退、2017年タイトルホルダーの薮田和樹選手や昨季中継ぎで7勝を挙げたターリー選手などが広島を去りました。
しかし、抜けた外国人助っ人2人分はしっかりと補強。トーマス・ハッチ選手とテイラー・ハーン選手を獲得すると、FAで移籍した西川龍馬選手の人的補償として日髙暖己選手を迎え入れました。これらの選手には今足りていない先発ローテを埋めて欲しいですね。
ハッチ選手、ハーン選手については是非こちらの記事をご覧ください。
ハッチ選手
ハーン選手
少し心配なのが、大瀬良大地選手の怪我の状況。右肘の関節手術を受けてからキャンプ中ですでに投球を再開しているようですが、この手術の内容は、いわゆる「肘に溜まった水を抜く」というもの。水が溜まると投球や守備に影響が出ると聞くので、回復して欲しいですね。ただ、今のところ開幕に間に合う見通しは立っているというので、そこまで心配はいらないのかもしれません。
今季の開幕一軍予想
以上を踏まえて、今季の開幕一軍を今から予想してみようと思います。
先発
先発は既存のメンバーに加えて先発もできるハッチ選手や日髙選手が加入。日髙選手は高卒2年目ということもありおそらく二軍で経験値貯めになるでしょうが、最後に選ばれる6人は誰でしょう。
①森下暢仁 ②床田寛樹 ③九里亜蓮
④トーマス・ハッチ ⑤大瀬良大地 ⑥森翔平
筆者はこうなるかな、と予想しました。床田選手でなく森下暢選手を①にしたのに深い理由はないですが、右左右だとなんとなく見栄えが良さそうなのでやってみました。
ハッチ選手が上手くハマればローテが5人埋まるので、非常に楽しみですね。6枚目は森翔選手だけでなく玉村選手や野村祐輔選手、遠藤淳志選手などで競争、ということになると思いますが、そこも面白そうですね。
中継ぎ
❶栗林良吏 ②矢崎拓也 ③島内颯太郎
④テイラー・ハーン ⑤大道温貴 ⑥中﨑翔太
⑦森浦大輔
黒文字はクローザー
中継ぎはこんな感じですかね。とりあえず、栗林選手は抑え復帰になるとは思うのですが、問題は矢崎選手と島内颯選手の起用法ですよね。
8回島内颯選手、7回矢崎選手で行くのか、スクランブルで行くのか。しかし、ハーン選手もいるので終盤に投手で困ることはまず無さそうですね。本当はここにロベルト・コルニエル選手なんかが入ってきてくれると筆者は嬉しいんですが、一時期先発をやっていたのでどうなんでしょうか。
まとめ
昨季は後半3枚に苦心した広島の先発陣、今季はハッチ選手の加入などもあり昨季よりも負担は減りそうです。さらに、強固だったブルペン陣も新たな戦力を加えリニューアル。特にハーン選手の活躍には期待ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。