![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107624050/rectangle_large_type_2_ce2746e5463c51287d9d58779e5ec11a.png?width=1200)
西武・渡部健がホームスチール!ディグプロ6月5日
獅子の115キロの巨漢が、ディレードスチールではありながらも、ホームスチールをやってのけました。
今回は、6月5日に振替試合として行われた2試合を振り返っていきます。
※以下一部敬称略、試合順は開始時刻順、同時刻の場合はスポナビ野球速報の表示順に。
DeNA対西武戦
横浜スタジアム
18:00プレイボール
スコア DeNA4-6西武
スタメン
DeNA 西武
1 左 佐野恵 1 遊 京田
2 右 関根 2 二 外崎
3 三 宮﨑 3 左 鈴木将
4 二 牧 4 三 マキノン
5 一 ソト 5 一 渡部健
6 中 桑原将 6 右 川越
7 遊 京田 7 中 若林楽
8 捕 伊藤光 8 捕 古賀悠
9 投 平良拳 9 投 松本航
DeNAは中12日で平良拳、西武は中9日で松本航が先発します。
驚くべき出来事が起こったのは3回表のことでした。
平良拳からマキノン、渡部健のタイムリーなどで3点を先制し、なおも二死一、三塁のチャンスを作った西武。打席には8番・古賀悠が入り、一塁には俊足の若林楽、三塁には176センチ115キロ、プロ野球選手の中でも超重量級に匹敵する渡部健がいました。そして、その4球目。一塁ランナーの若林楽がスタートすると、三塁ランナー・渡部健も送球されたのを見てスタート。
若林楽が二盗を決めると、なんと渡部健も本塁生還を果たしました。このホームスチールについて渡部健は、
「(捕手が)投げたら、最初から行く気でいた。いい追加点になったんちゃうかな」
と、ベンチの指示での重盗ではなかったことを明かしました。重量級ながら50メートルは最速6秒1と見かけによらない俊足を持つ"おかわり君3世"の脚技で西武が4点目を入れます。
西武は5回にも押し出しと、併殺の間に1点を追加。計6点を奪い、DeNAを突き放します。
特に、この日4番に抜擢されたマキノンは3安打1打点と大活躍を見せました。
DeNAも3回に宮﨑のタイムリーで2点を返すと、9回には戸柱のタイムリースリーベースなどで2点を追加、4-6の2点差に迫ったものの力尽き試合終了。
西武が、チームスローガンの「走魂」が大きく生かされた勝利の仕方をしました。
勝利投手 松本航(3勝4敗)
敗戦投手 平良拳太郎(3勝2敗)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107547887/picture_pc_c8d2c473d37f9817146fd9ec123d914d.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107547882/picture_pc_f9999f5795637cb43b97e2df6e226f20.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107547889/picture_pc_77291c9b453525225e1adeb69a76f9e9.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107547880/picture_pc_974aeffd972bd749b62234eb3074e8db.png?width=1200)
阪神対ロッテ戦
阪神甲子園球場
18:00プレイボール
スコア 阪神7-7ロッテ(規定により引き分け)
スタメン
阪神 ロッテ
1 中 近本 1 中 岡
2 二 中野 2 遊 友杉
3 左 ノイジー 3 二 中村奨吾
4 一 大山 4 左 ポランコ
5 三 佐藤輝 5 右 山口航
6 右 森下翔 6 三 安田尚
7 捕 梅野隆 7 一 茶谷
8 遊 木浪 8 捕 田村龍
9 投 桐敷 9 投 小島
阪神は中9日で桐敷、ロッテは中11日で小島が先発します。
試合は激しい逆転の応酬が続くシーソーゲームとなります。
序盤は阪神が4回までに3点を取り優勢かのように思われましたが、ロッテが5回に岡のタイムリーなどで1イニング4得点を達成し、3-4と逆転に成功します。
しかし、その直後に阪神は一死一、三塁の好機を生み出すと、4番・大山。掬い上げた打球は理想的なアーチを描くと、レフトスタンドに吸い込まれる逆転のスリーランに。打った大山は、
「逆転されてしまった裏の攻撃で、チカ(近本)の出塁が雰囲気を作ってくれました。打球も上がってくれましたし、スタンドまで届いてくれてよかったです」
と、味方が繋いでくれたチャンスを活かせたことを語っていました。
しかし、スリーランを放ったのは阪神の主砲だけではありません。7回表、ロッテは阪神の3番手・浜地から一死一、二塁のチャンスを作ると、山口航。7球目を一閃すると、高く上がった打球は左中間スタンドに飛び込む逆転のスリーランに。幕張のロマン砲の一撃で、ロッテが6-7と再びリードし返します。劇的打を放った山口航は、
「迷惑をかけていたので、なんとかしたいと思い必死に打った」
と、打率1割台で苦しんでいる中でのこの当たりに喜んでいました。
これで流れを持っていかれたかのように見えた阪神でしたが、猛虎はここで粘り強さを発揮します。
8回裏に現時点でのパリーグ最優秀中継ぎであるペルドモから島田、木浪のヒットで一死二、三塁のチャンスを作ると、打席には代打・渡邉諒。スライダーを引っ掛けますが、これがショートへのフィルダースチョイスとなり、三塁ランナー・島田が生還。終盤で阪神が7-7の同点に追いつきます。
しかし、その後得点は入らず試合は延長戦へ。
延長戦ではロッテ打線が11回と12回にランナーを二塁以降に置くなど勝ち越しのチャンスを作っていたものの、阪神は防戦一方。点は与えなかったものの、打線にヒットが出ず無得点のまま12回が終わり、試合終了。
普段ではない月曜に5時間7分の死闘を繰り広げた両チームの雌雄は決しませんでした。
勝利投手 無し
敗戦投手 無し
本塁打
ロッテ:山口航輝3号スリーラン
阪神:大山悠輔7号スリーラン
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107550948/picture_pc_e6880e252544b81df6c53f91abdf1f79.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107550884/picture_pc_a5a47322e01f49125b2bd99b393133c2.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107550955/picture_pc_0a723fdadb568ceb24ae3e5061cd001f.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107550888/picture_pc_558a01a2c8f68c10a9e0bf0c67305b2b.png?width=1200)
順位表
パリーグ
順位 チーム名 勝利-敗戦-引分 G差
1位 オリックス 30-21- 2 ---
2位 ロッテ 26-19- 3 1.0
3位 ソフトバンク 26-21- 2 2.0
4位 日本ハム 25-29- 0 6.5
5位 西武 22-29- 1 8.0
6位 楽天 18-30- 1 10.5
セリーグ
順位 チーム名 勝利-敗戦-引分 G差
1位 阪神 34-16- 2 ---
2位 DeNA 28-21- 1 5.5
3位 広島 26-26- 0 9.0
4位 巨人 26-27- 0 9.5
5位 ヤクルト 20-30- 2 14.0
6位 中日 20-32- 0 15.0
まとめ
阪神とロッテの死闘は凄かったですね。23時過ぎまでやる野球なんてなかなかないですよね。しかも本来は移動日だったということもあるので、選手たちの疲労が溜まっていないか心配です(絶対溜まってる)。
6日からの三連戦が、交流戦前半最後のカードとなります。ここまでのセリーグ対パリーグの成績は、セ18-16パ(引分1)となっています。このままいけばセリーグの勝ち越しで終わりますが、果たしてどうなるでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。