読めないからこそ、見つけられた居場所
第1章:読めなくても変われる!小さな一歩がやっぱり人生を動かす
3.読めないからこそ、見つけられた居場所
「はじめに」から読んでくださっている方は、
もうお気づきだと思いますが、
「彼女」とは私、著者であるトミーのことです。
1冊の本を読むのに1年半かかった絶望は、今でも鮮明に覚えています。
書店で本にカバーをかけてもらいますよね?
私にとってカバーは、表装の汚れ防止のためじゃありません。
同じ本をずーーっと読んでいることがバレないためです。
ここまで本が読めない私ですから、
800万部のベストセラー作家である本田健さんも、
もちろん、一冊も読まずに講演会に行きました。
あとから思い返すと、すごい偶然で、
「これが、運命ってヤツなのかな」
と思っています。
読んだこともない本の著者の、
たった2回しかなかったチャンスに
すべり込んだことをきっかけに、
私は「セミナー」という文化に足を踏み入れました。
それまで、自己啓発やセミナーなんて、
怪しい世界と思っていた20代のOLだったのに、
30代ではセミナーを主催する側になりました。
2017年に八ヶ岳研修センターにて、
初めて受講生として本田健氏と会話をさせていただき、
その6年後には私の小冊子に推薦文を書いていただけることになりました。
それもこれも、あの1年半の痛みがなければ、
そして「読めない私」だからこそ選んだセミナーという形がなければ、
今の私はいなかったでしょう。
本を読むことにコンプレックスを抱いていた私が、
気づけばその世界の中で新たな居場所を見つけ、
少しずつ自分なりの道を歩いてこれたのです。
本書はそんな、あなたのひとつのキッカケになれればと思っています。
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『読めない人の読書術』Kindle出版に向けて準備中です。
原稿を順次アップしています。
第一章は今日で書き終わりましたので、
次回からは第二章:
なぜ、本は読めなくていいのか
を書き進める予定です。
それでは、また明日。