これが一番、読んでもらいたい / 3分で読める『作家になる方法』
●結論ファースト:インパクトを最初に
「これを読んでもらいたい」順番に書く。
ビジネスの世界では「結論ファースト」
という言葉がある通り、
冒頭から惜しみなくピークを持ってこなければアウトだ。
千田琢哉氏の『作家になる方法』P.113より抜粋
本『作家になる方法』の中で、私が最も影響を受けたのが、ココです。
「順番に説明しなければいけない」という思い込みが私にはありました。
でも、読んでもらいたいと願うなら、
読者の興味を引きつける最も重要なポイントを
冒頭に持ってくることは効果的です。
読み手にとっても「結論ファースト」で
冒頭から惜しみなくピークが来ていると嬉しいですし、
着地点を先に知っていることで、その後の説明を安心して受け取ることができます。
結果、読み進めたくなるので、
読んでもらいたい書き手にとっても嬉しいことです。
●筆が止まってしまう一因
読んでもらいたい順に書くというのは、
書き手にとってもう一つ大きなメリットがあります。
ブログやnoteを始めようとした際に、
「順番に説明しなければいけない」と考えてしまい、
何から書いたら良いか迷走して、
筆が止まってしまった経験はありませんか?
「順番に説明しなければいけない」と考えていた以前の私はそうでした。
私は、すべてを順序良く説明しなければならないと
思い込んでいましたので、
書きたい項目を先に全て書き出して、
順番よく並べ替え、
一番目の記事から順番に書き始めなければと考えていました。
その思い込みが実は筆を止めてしまう一因だったのです。
あなたの文章は「読んでもらいたい順」に「結論ファースト」で書いて良いのです。
●小説とビジネス書の違い
小説では、
途中に小さなピークや中くらいのピークを設け、
クライマックスで本格的なピークを迎えるのが一般的なパターンです。
しかし、ビジネス書ではこの手法を採用しません。
千田さんによれば、ビジネス書の場合は結論を冒頭で明確にすることが推奨されています。
私自身、つい説明から入り、
ピークを後ろに持っていきたくなる傾向があります。
しかし、
ビジネス書では結論を最初に述べることで、
その後の説明や詳細が読み手にとってより明確かつ有効に理解されます。
結論を冒頭に持ってくることは、
読者の興味や関心を引き続き保つためにも有効な手法です。
●時系列で並べたい場合の対処法
私の小冊子
『まず、1万部を目指す著者が出版前にしておきたい17のこと』は、
時系列で17のことを並べています。
これは、
・出版を目指す段階
↓
・出版が決まって販促を考える
↓
・販促の準備を始める
という時系列でお伝えしたほうが、読者がイメージしやすいと考えたからです。
ただ、本文は時系列で並んでいますが、冒頭のプロローグに伝えたいことをギュッと詰め込んでいます。
このnote記事も、届けたいと思った順に記事をアップしています。
結論を先に伝えることの効果を、ぜひあなたも使ってみてください。
(↑ここまでで、1,201文字)
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