アルバムのプリント写真達
久しぶりに昔のアルバムをひらいてみた。
懐かしい青春時代の若い自分がいる。
幼少時代、中学、高校、大学、社会人、結婚、子供。
心の中の思い出は、鮮やかなカラーのイメージである。
しかし、しかしだ、
もう結構、歳を重ねてしまったことを突きつけられる。
デジタルではなく、プリントされた写真は思いのほか、色褪せている。
いつのまに、あの頃が色褪せたのだろう。
つい、この前のことだと思っていたのに、気がつけば、はるか時が過ぎてしまった、と思い知らされる。
だが、この色あせが、過ぎた年月をうまく伝えてくれる。
過ぎ去った過去を懐かしく思うが、もう帰れないのだとはっきり教えてくれる。
だから、前を向ける気持ちになるのかもしれない。
対して、デジタルの画像はいつまでも色褪せない。
いつまでも過去のことを思いそうな気がする。
過ごしてきた昔を大切に思いながら、残りのとき、今、このときを楽しんで生きなければ。
この今さえ毎日、毎日、過去に変わっていくのだから。
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