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ふと思い出す風景と懐かしさ

20数年来の友だちから、懐かしくない?!と高校生の時によく通っていた渋谷のカフェの写真が送られてきた。

スペイン坂の途中にあるそのカフェは、その友だちが連れて行ってくれて、その後専門学校で出会った友だちたちを連れて行く側となり、そのうちの1人はそのカフェでバイトを始めたりもしたから、数年に渡り思い出深い場所。

友だちからのLINEをきっかけに色々なことを思い出した。記憶というのはほんと面白い。それまで思い出すことなんてほとんどなかったのに、今では頭の中に断片的に、1枚1枚の切り取られた写真のような風景が駆け巡る。

友だちと喧嘩しながら渋谷を歩いていたときに見た風景、寒いのにハチ公の壁画前で座って、カットモデルを探す美容師さんがどんな人に声をかけるのは見ている風景、そのカフェのカウンターに置いてあるスコーン。スペイン坂を登りきった先にあるシネマライズの看板。

つい最近「ぼくたちはみんな大人になれなかった」を見たばかりで、90年代の渋谷、原宿の光景に懐かしさを覚えいたばかりだったから、さらに記憶が蘇りが加速したのかもしれない。

懐かしさに触れると顔がほころぶ。あのときのひつひとつが愛しくなる。嫌なことや悲しいことだったとしても、そこに懐かしさが伴うのであれば、もうそれは終わっていることを意味している。懐かしさは過ぎ去ったものだけしか訪れないけれど、でも、過ぎ去ってしまったことが、悲しくもさせ、ほころんでた顔が徐々に涙いっぱいの顔にもなってしまうから、懐かしさは危険と隣り合わせ(ちょっと大げさ)


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サーシュ
最後まで読んでいただきありがとうございます。頂いたサポートをどのように活用できるかまだわからないです・・・。決まるまで置いておこうと思います。