ヤマハルータ― ポートベースVLANとIPoE(IPv4 over IPv6)設定の併用について
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ヤマハルータ―にポートベースVLANという機能があり、LAN側を別々のネットワークに分割できます。
ポートベースVLANの具体的な設定に関する記事はコチラ
このようなVLAN環境に、IPoEプランのインターネットを導入する場合、
少し厄介なことがあるので、この記事では、その具体的な解決方法をご紹介しようと思います。
厄介なこととは、ポートベースVLAN設定したヤマハルーターに、IPoEプランのIPv4 over IPv6設定をしようとするとWebGUIでは出来ないということです。設定を試みると、以下のように表示されます。
この表示は、古いファームウェアでは表示されないようです。
つまり、古いファームウェアでは、「使用する」が選べます。
ただ、この画面で設定すると、何かしらの問題があるので、出来なくなったのでしょうから。ファームウェアが古ければOKという話ではないかと思います。
では、どうするかですが、WebGUIで設定できないのなら、コマンドで設定するしかないということになります。
今回は、IPoEプランはOCNバーチャルコネクトを利用して、ルーターはRTX830にて検証した内容をご紹介したいと思います。
ヤマハ公式サイトのOCNバーチャルコネクト対応機能については
以下に情報があります。
設定例もあるので、それを参考に設定ということになります。
設定例を、そのままコピーして貼り付けしてもうまく動作しないので、適切に編集して設定する必要があります。
①ポートベースVLAN + IPoEプランでの設定
②ポートベースVLAN + PPPoEプラン + IPoEプランでの設定
の2パターンを順番でご案内していきます。
ポートベースVLANの設定はすでに設定済みの状態から設定手順をご紹介していきます。ポートベースVLANの設定手順に関しては、上記で紹介した記事をご参照下さい。
ヤマハ公式サイトのOCNバーチャルコネクトの設定例
動的IP契約 RAプロキシの設定例をベースに考えます。
RAプロキシとDHCPv6-PDの違いは、前者がひかり電話契約なし回線、後者がひかり電話契約あり回線のための設定ですが、ひかり電話契約あり回線のONU(回線終端装置)に直接ヤマハルーターを接続する以外は、基本的にRAプロキシ設定をするのが正解です。詳しくは以下の記事をご覧ください。
では、具体的なIPoEの設定ですが、まず設定例をすべてメモ帳などに貼り付けます。そして編集していきます。
初期状態からポートベースVLANのみの設定をしただけであれば、
設定の修正はわずかです。
【NGNとの接続設定】の設定を以下のように編集します。
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