がんこちゃんを見ると、あの時の気怠さが蘇ってくる | わたしと平成レトロ#2
私は小さい時から、メンタルと体調が呼応しやすい。
特に、小学校低学年の時は友達とうまくいかず、嫌なことをされても「嫌だ」と言えず、よくお腹が痛くなって学校を休んでいた。
学校を休んだ日にしか見れない番組。それが「がんこちゃん」だった。
当時、『ざわざわ森のがんこちゃん』は、朝の9:00から放送されていた。
8:00〜8:30頃、母が学校に休みの連絡を入れ、9:30くらいになって布団に横になる、ちょうどその間のリビングでののんびりタイムに放送していたのががんこちゃんだった。
だから、私は今でもがんこちゃんを見ると、気怠い身体と少しの罪悪感と優越感を思い出す。
熱が出て休んだ時のあの気怠さと、学校を休んでしまった罪悪感と、みんなが勉強している中、家でのんびり過ごしている優越感。
がんこちゃんのストーリーはほとんど覚えてないし、特別楽しく見ていたわけでもないけれど、がんこちゃんを見ると当時の自分にあっという間にタイムスリップできる。
その時感じていた複雑で繊細な気持ちを、一目見ただけで彷彿とさせるがんこちゃんは、私にとってエモいの塊。
平成レトロにかかせない存在なのである。
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