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"一人の孤独"と"人と関わることで生まれる孤独"

みなさんは「孤独」という言葉を聞いて、何を思い浮かべるだろうか。

年末年始、家族でワイワイ過ごしている人が多い中、一人で年越しすること?

休日のショッピングモールのフードコートで、一人ラーメンを啜っていること?

風邪をひいても看病してくれる人はおらず、じっと一人耐えること?


私は、「孤独」という言葉から「一人」を思い浮かべることが多かった。

でも、お正月にやっていた『スロウトレイン』というドラマと、友達との仲違いを通して、
「一人じゃなくても孤独を感じることがある」
ということを改めて実感した。


『スロウトレイン』では、星野源演じる作家が、恋人に対して、「人といる孤独がつらい。だったら一人でいる方がマシ」
という言葉をこぼす。

想いの大きさが違うのではないか、そもそも恋人は私のことが好きなのだろうか。

そんな不安が、じんわり滲んでいたセリフだった。


最近、友達と仲違いをした。

その友達とは、もう20年以上の仲で、これまで何度も喧嘩をしているけれど、腐れ縁を感じて「もう2度と会わない」とまではならなかった。

でも、今回は「もう会わない方がいいかもなあ」と思ってしまった。

その子は、連絡や約束にルーズなところがあって、既読無視・未読無視はしょっちゅう。

本人は「ADHDかもしれない」と言っていて、実際その気がなくもないとは思う。

ただ、私は既読無視や未読無視が平等にされていないことを感じてしまっている。

なぜなら、その子自身が強く興味を惹かれた連絡や、大事な連絡はスルーしていないから。

本人は無意識だと思うけど、連絡内容や相手を選んで既読無視や未読無視をしている。

そして、今年。

会おうかと話していた前日まで連絡は返って来ず、前日の夜に「未読無視ごめん。明日会える?」と連絡がきた。

「会える?」の裏に、「会えて当然」と「ちょっとめんどくさい」が透けて見えて、私はもう会いたくないと思った。

私の感じた悲しみを伝えたところで、たぶん理解してもらえない。今まで何度も伝えてきたけれど、伝わっていないから。

そう思った時に、私は強い「孤独」を感じた。

大好きなのに、20年来の親友なのに、この人とは真に分かり合うことができないんだ。


ドラマと友達との仲違いから、「孤独」について深く考える年始になった。

一人で感じる「孤独」と、誰かと一緒にいることで感じる「孤独」。

私は、どちらの孤独なら耐えうるだろうか。

深く考えることなく生きたい。

めんどくさいし怖い。

それでも、無視することはできないから、ため息をつきながら時々思い出して生きていくしかないんだろうなと、少し歯を食いしばった。

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