今の時期の妊娠しづらくなる原因(不妊治療note版)
高齢不妊専門の鍼灸整体院、美浜鍼生堂の院長のわたなべです。
皆さんは、今月に入って体調を崩されていないでしょうか?大丈夫でしょうか。
今 この記事を書いているのは、2024年11月の下旬ですが、毎年この時期になると、現れてくる不調があります。
皆さん 共通して言えるのですが、それは「疲労の蓄積」です。
自覚があるないは別にして、夏の暑さやクーラーなどの温度変化、気圧の変化など、常に自律神経は、身体の中を一定に保つために気配をうかがっています。
そのため、自律神経のレベル低下や内臓疲労などの蓄積が相まって、不調が出やすくなってます。
特に今の時期に負担がかかる内臓は【肝臓】です。
肝臓が疲れてくると、
ダルい、眠い、疲労感がある、体調をくずす、風邪をひく、風邪が治りにくいなど、免疫力がおちた様々な不調がでてきます。
時期的には冬を前にして、体は栄養を溜め込もうとする傾向にあります。肝臓は物を溜め込みやすい性質にあるので、ますます 肝臓の働きがにぶくなります。
肝臓が疲れているサイン
肝臓が疲れているサインはよく見ていくと、身体によく出てきます。
それは主に体の右側に出やすいく、
例えば、右肩や右首が痛かったり張ったり 気になる場合には肝臓が疲れていることが多いです。
他に鏡でご自身の首の傾きを見ていただいて、もし首が右に傾いてるようであれば、肝臓が疲れている可能性があります。
右の腰が痛い、右の膝が痛いまたは左の鼠径部が痛い などが出てきても肝臓が疲れてきているサインです。
また 水分が思うように飲めない場合にも、肝臓が影響する場合があります。
肝臓のケアについて
肝臓のケアの仕方はたくさんありますが、サプリメントをたくさん摂られている方は少し減らしてみるのもいいでしょう。
食べた物は必ず肝臓を経由してから全身に運ばれます。そのため薬も含め食べた物は肝臓の負担になります。
忘年会やクリスマスや年末年始など、食べ過ぎ飲み過ぎが気になる季節になりますので、12月前半くらいは、肝臓が気になるという方は、腹6分目ぐらいにするとか、サプリメントを毎日飲んでいるのを1日おきにしてみるのも良いです。
それ以外に妊娠のケアがわかる方の足裏からのリフレクソロジーなどもおすすめです。(東洋医学的に肝臓は足に経絡の繋がりがあるからです。)
自分でケアする場合には、背中の肩甲骨の間から下ぐらいをさすったり軽く揉んだりしてあげると肝臓が元気になったりします。
くれぐれも下の方の肋骨は弱いので骨折に気をつけてください。
また、妊娠中の方は状態によって骨折しやすいので、細心の注意を払いましょう。
その他に意外と見逃しやすいのが、手のひらや指です。日頃たくさん使われているのに、ケアされることの少ない手や指は、クリームなどで割と簡単にケア出来るので、軽くマッサージしながら優しくケアしてあげてください。
体外受精をされている方へ
これから採卵周期や移植をされる方、妊娠初期や妊娠中の方には、あまり刺激が強目のマッサージなどはおすすめしません。
刺激が強すぎると卵の質が落ちたり着床しづらくなったり、流産しやすくなってしまいますので、無理をするのはやめましょう。
採卵を控えている方へ
肝臓が疲れているとFSHが上昇しやすくなる傾向にあります。
肝臓のケアをしたいところですが、例えばマッサージなどの刺激が強すぎる場合は、逆効果になることも多々ありますので、妊娠がわかる鍼灸や整体やリフレクソロジーの専門の方に見ていただきましょう。
自分で行う場合には、強く押さず体をさするぐらいの強さで行うのがよいです。
今年は例年よりも暖かいですが、12月に入って寒さも本格的になってくると思います。
卵が育ちやすいからだ、着床しやすいからだ、子宮で安定して胎児を育てやすい体を丁寧に、作って行きましょう。
本日もありがとうございます。
2024年もあと残すところ1ヶ月ですが、まだまだ妊娠の可能性は十分にありますので、でも焦らずに一步一步妊娠にむけて励んでいきましょう。
人と比べることなく、自分のペースで心地よく(^^)
高齢不妊専門 鍼灸整体院
美浜鍼生堂(みはましんせいどう)
院長 わたなべ