還暦すぎて(も!?)家電買う
「還暦になったら何する〜?」相方とここ数年の、思いついた時のテーマだった。
「英語、ダンス、、、、筋トレ?」二、三はなしをしているうちに、真剣さが足りないのか、困った顔するので、こりゃいかんと色々別案を続けていたのに、呆れていつの間にかどこかに行ってしまう(笑)
ところがである!ここ5、6年前から電気店で冷蔵庫を見るたびに、サイズや機能を真面目にチェックする相方の姿があったが、今年になって、二人で冷蔵庫の買い替えを真剣に考えるようになった。もう子供はいないし、シニアが二人で冷蔵庫に何を求めるのか?と思われるかもしれないが、私も購入を決めるまでは家電買う?なんて、そんな道理は通らないと思っていた。
二人で熟慮して今のものより200リッターも大きな、しかも両開きの鏡張り(笑)冷蔵庫を買ってしまった!衝動買いではなく、真剣に検討した結果である。
500リッターを超える冷蔵庫は決して安くない。正直、還暦のイベントのために貯めた貯金を引き出してまで、買うことにしたのである。せっかくの貯金まで使って何故買うのか?とか、子供が聞いたら大反対されただろう。
理由は二つ。一つは、メーカーが20年持つ冷蔵庫と謳っていること。カタログで20年なら実際はもっと使える、これから死ぬまで食材とか作り置きとかの余計で些細な心配がなくなると思ったことだ。
二つ目は、歳くって、買い物がしんどくなり、宅配を利用したりするものの、せっかくの食材なのに、お鍋ごと作り置きができなかったり、冷凍物がそんなに入らないと、時々作るお弁当の食材のローテーションに支障が出るなど、とにかく、冷蔵庫を前に考え込むことが増えたことを、一気に解消してくれると思ったからだ。
結果は思惑通り!とにかく冷蔵庫に余裕ができ、かえって無駄な買い物が減った気がする。料理も適当に作って余っても、冷蔵庫にしまえるので腐らす心配がなくなった。あと、真空パックもドンドン使える!それでいて、AIで自動制御のすごい省エネである。
因みに、同時に洗濯乾燥機も一回り大きい、洗濯10キロ乾燥5キロに変えたら、二人きりの洗濯物がいつまでも乾かないという、長年のジレンマからも解放された!なぜか、予定時間より早く乾燥まで出来上がることもしばしば。ついでに、洗剤自動投入で洗濯カゴ具合を目安に気軽に洗濯できる。
もちろん、(高額な)最新家電の力は素晴らしい!に尽きるかもしれないが、一番の良いところは、これが(おそらく)死ぬまでずっと、食事と洗濯の心配事が人生の消し込みリストからさっと消えたことだ。老人になればなるほど、忍耐力は減り、ちょっとしたことにイライラし、周りに老害をぶちまけ、ブーメランに当たる。これが減らせるのであれば、二人とも安いと思ったのである。
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