医師と僧侶のカケコミ相談室　第22回　夢実現は、セルフイメージの明確化から

脳神経外科医の道下将太郎と、京都「両足院」副住職の伊藤東凌が、みなさんからのお悩み・質問・疑問へ回答する「医師と僧侶のカケコミ相談室」。
カケコミをはじめた経緯、無料公開のQ＆Aはこちらです！

11月になり、最低気温が10度を下回る日が増えてきました。暦の上では11月７日（木）に立冬を迎え、冬の気配を感じるようになってきます。日本の一番北、北海道の気温は今何度くらいだろう？とふと気になって調べたら、すでに最低気温１度の予報。そして最南端の沖縄は最低気温21度、最高気温は27度！南北に長い日本、同じ時季でもこれだけ違うのかと改めて驚き、四季があり、地域の特性が豊かな国に暮らしていることをありがたく思いました。さらに視野を広げてみると、地球は多様性に満ちてなんて美しいところなんだろうとしみじみ感じます。

InTrip代表の成瀬さんは、若かりし頃から世界を回り、そのときの経験を土台に起業家人生を歩みはじめました。そのお話はこちらから！

卒業後の進路に悩んで旅をはじめた成瀬青年ですが、旅のテーマを明確に持ち、インプットした情報をアウトプットしながら自分の中に落とし込むことで、自分の目指す姿が明確になっていきました。自分に対して抱くイメージ、自己認識のことを「セルフイメージ」と言いますが、モヤモヤしていたセルフイメージがくっきりと浮かび上がったことで、現実化がスピードアップしていったのでしょう。

今週のアプリ「InTrip」では、そんなセルフイメージの大切さ、効果的なセルフイメージの使い方についてお伝えしています。

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東凌さんは、どんなセルフイメージを持つのも自由なのだから、自分にも周囲にも遠慮せず、自分が想像できる最高のイメージを持ったほうが良い、と言っていました。そう考えると、どんな自分を設定しようかとワクワクしてきます。

今週のQ＆Aでは、友人の言葉や世間の風潮が気になってしまうという相談に回答しています。周囲のことが気になってしまい、自分がどうしたいのか分からなくなってしまうというのも、明確なセルフイメージが無いからかもしれません。そんなときどう行動したらいいのか、東凌さん、将太郎さんそれぞれの視点でお伝えしていますので、参考にしてください！

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Q１　レストランのメニュー選び、旅行先を決める時など、何かにつけて「どちらでもいい」と思ってしまいます。夫と息子には意思やこだわりが無いのは良くないと言われます。どちらでもいいという感覚は良くないのでしょうか。

Q２　資格の勉強を始めたら、「仕事や勉強ばかりで人生楽しい？」「そんな に勉強して何か意味がある？」などと言ってくる友人がいます。自分の周りには社会人で勉強している人が少なく、周囲に引っ張られそうになることがあるので、喝を入れてください！

Q３　血圧や血液検査の正常と言われる数値が年々変化し、正常の範囲が狭くなっているようです。正常範囲内でも上限ギリギリだと要注意などと言われますが、これらの数値をどこまで気にしたらいいのでしょうか。

Q４　47歳女性です。ＳＮＳや広告などでは、女性はいつまでも美しくあるべき、メイクやファッションに気を配るべきという風潮が強く、たまにドッと疲れます。無頓着過ぎるのも気になるし、自分の外見とどう向き合ったらいいのか分からなくなっています。

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Q１　
レストランのメニュー選び、旅行先を決める時など、何かにつけて「どちらでもいい」と思ってしまいます。夫と息子には意思やこだわりが無いのは良くないと言われます。どちらでもいいという感覚は良くないのでしょうか。

A１
「選択権の放棄はせず、積極的お任せを楽しみましょう」東凌

「自分の意思やこだわりを持つことが大切だ」とよく言われます。一方で、「小さなことにこだわらず軽やかに生きよう」という表現もされます。どちらにも一理あり、どちらかが正解ということはありませんが、幸福感を高めるために「自己選択感」が重要だというのは事実です。自己選択感とは、自分自身で物事を選択、判断しているという実感を持つことです。

自分の意思を持たず選択権を人に委ねてしまうのと、選択肢が複数あるのを知った上で、あえて「今回はこの人の選択に任せてみよう」という選択をすることは違います。言い換えると、前者は選択権の放棄、後者は積極的お任せです。