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反抗期③【最終章】
宿泊訓練から帰ってくる日
反抗期シリーズ①、②の続き•••。
出発の朝、
帰りは1人でバスで、帰ってきなさいと
送り出した。
学校に迎えにいく
お兄ちゃんには、
『バスで帰ってきなさい。』
『帰りのバス代も持っていきなさいよ。』
と、宿泊訓練に送り出した。
車で迎えに行くことは伝えていなかった。
学校に迎えに行くなら、
お兄ちゃんと、すれ違いにならないよう、
正門で待たないとと思っていた。
学校からメール
仕事中の夫から連絡がくる。
帰る時間が、
30分早まる予想と学校から、
メールがきていたようだ。
私は通知をonにしていないため、
いつも気づかない•••。
夫からは、
『帰る時間早まるね。迎えに行ける?』
と、聞かれた。
行くことを伝える。
夫の心配してる様子が伝わってきていた。
天気が悪い
この日は、すごく寒く、天気の悪い大雨•••。
傘を差し、寒い中、
お兄ちゃんの姿を探していた。
正門で待ってみる。
周りを見渡すと•••、
私以外にもお母さんが1人、2人いた。
あのお母さんたちも、
我が家みたいに、宿泊訓練の朝、なんかあって
心配して迎えにきたんだろうか。
な〜んて、妄想していた。
お兄ちゃんと、すれ違いにならないといいな。
しばらくし、待っていると、
お兄ちゃんの姿が見える。
お兄ちゃん
『来てくれたんだ。ありがとう。』
私
『おかえりなさい。』
もう、この時点で、ウルウルな私。
そこから駐車場まで、
お兄ちゃんと話す。
•バスで送っていかなかったこと。
•心配していたこと。
•親の言いなりになりなさいと怒っているわけではないこと。
•お父さんも心配していたこと
•弟がお兄ちゃんのこと迎えに行こうと言っていたこと
•宿泊訓練どうだった?
など、話をした。
お兄ちゃんの気持ち
お兄ちゃんも、目をウルウルさせていた。
『バスで考えてた。
帰ってからちゃんと謝ろうって。
あの態度はダメだった。
すぐ忘れちゃう性格をちゃんと考えないで、
大丈夫。
って、簡単に言ったのもダメだった。』
と、昨日の朝、学校に向かうバスの中で、
お兄ちゃんなりに考えてくれていた。
表情からもちゃんと考えていたことが
伝わってきた。
わたしの思い
迎えに行き、
ちゃんと2人で話ができて良かった。
子どもではあるが、
段々と、
身体も心も成長し、
大人になる準備に入っているお兄ちゃん。
成長する過程にある反抗期。
今まで反抗期がなかった分、
どう対応すれば良かったのか
わからなかった。
これからもきっと、
戸惑い、どうしたらいいかわからないことが
たくさん出てくると思う。
きっと私は自分の考え、思いや意志は、
強く、曲げることはしないと思うが、
軸を持ちつつも、
お兄ちゃんの反抗期と真っ向から
向き合って行こうと思う。
全て私の意見が正しいわけでもない。
柔軟に対応できる心のゆとりも
身につけていきたい。
子どもに親にさせてもらう
って、言葉を聞いたことがあるが、
本当そうだなぁ。
と、しみじみ今回思った。
お兄ちゃんを迎えに行った時、
お兄ちゃんの顔を見て、
あ、良かった。
ちゃんと会えた。
出発の朝のまま、
もし、会えなかったら、
まだ話したいことがあるのにって
思っていたと思う。
迎えに行き
お帰りなさいって
言えて、話ができたことは、
本当に良かったと思った。
まだまだはじまったばかりの反抗期•••。
これからどうなるかなぁ。
宿泊訓練の前夜から始まった
反抗期シリーズ①②③は、
今回でまず、終わりです。
最後までお付き合い頂き、
ありがとうございました。