恐怖!ジ◯ティーの怪
なぜか変な人と縁がある私
今回もそんなお話です
当時私は、実家から離れ、アパートで一人暮らしをしていました
友達と言える人は、誰一人居ません
孤独に耐えかねた私
スマホでいろいろ検索していると、ジ◯ティーの存在を知りました
ジ◯ティーとは、地元の人同士で、主に不用品などを譲ったり売ったりする無料掲示板です
そこでは「友達募集」もされていました
「これだ!」と思った私は掲示板を投稿しました
「◯歳、女性です、何でも話し合えるようなお友達募集です」
これが暗黒の世界の扉を開くことになるとも知らず…
すぐ食いついてきたのは、50代男性でした
既婚で子供が大学受験の勉強中とのこと
「本当は女の人が良かったけど、まあこの人でもいいか」
と思い、LINEを交換し、お友達?になりました
彼をMさんとします
LINEでMさんといろいろ語り合いました
過去にこういうことがあって人間不信で…とか
過去にこういうことがあってトラウマで忘れられなくて…とか
「なんか話し聞いてると、nさん(私)を守ってあげたくなっちゃうな」とMさんは言いました
あまり気にしなかった私
「そうですか、ありがとうございます」とだけ言いました
Mさんは居酒屋で皆でワイワイ酒盛りするのが好きとのこと
Mさんの「飲みサークルをジ◯ティーで募集して!女の人からの募集の方が人が集まるから」という命令によって、私は
「飲み友達募集!皆でワイワイ酒盛りしましょう!!」という掲示板を投稿しました
それを見たMさんが、「載せる画像はもっとこういうのがいいなぁ」とか「文言はもっとこういうのがいいなぁ」とか指示してきます
めんどくさい
じゃあ自分で募集すりゃいいじゃん
と私は思いました
飲みサークルの掲示板を見かけ、応募してきたのがNさんです
Nさんは私と同い年です
Mさんは「やったじゃん!同い年じゃん!付き合っちゃいなよ!」などと囃し立てます
Mさんを無視して、NさんとLINEの飲みサークルのグループチャットでいろいろと語り合いました
それを見ていたMさん
「なんか俺ヤキモチ焼いちゃった」
「nさん(私)、もし皆で飲み会して、俺が大丈夫な人だってわかったら、二人きりで飲んでくれる?」
「俺nさんのこと好きになっちゃったみたい」などと言います
既婚者で、子供が受験勉強中で、年が20も離れてるのに
「何言ってんだ?」とMさんを気持ち悪く思いました
Mさんに「いい年して何言ってるんですか?私は既婚者に興味ありませんよ、お子さん受験なんですよね?そんなこと言って浮かれてる場合じゃないんじゃないですか?」
と冷静に返しました
Mさんが大人しくなりました
Nさんと少しだけ会うことになりました
仕事中、車で移動するNさん
私のアパートの近くを通るとのこと
もちろんアパートがどこかは教えず、近場の目印になる場所で、Nさんと昼間に会いました
Nさんは元自衛官ということもあり、
その名残を残す容貌をしています
私のタイプではありません
でも、それでも笑顔で会話しました
Nさんと別れて、夜にNさんからLINEがありました
「nさんって鬱病でしょ?」
私はドキッとしました
本当に鬱病だったからです
「なんでそう思うの?」とNさんに聞くと、
「笑顔で目線が合わなかったから」と言います
いや、私はあなたの顔を笑顔で見たけど、
あなた別の方向見てて目線が合わなかっただけじゃん、と思いましたが
鬱病は鬱病
認めました
「そうなんです、数年前から鬱病で」と私
Nさんは「俺は自衛官時代、衛生科に居て鬱病患者をたくさん見てきたから、顔を見ればすぐわかるんだ」と言います
「見る人が見れば、私は鬱病ってバレるんだ」と何となく私は嫌な気分になりました
ある夜、Nさんの仕事帰りに、Nさん宅に招待されました
「ちょっと危険かな…?」と一瞬思いましたが、危機察知能力が故障してる私は、あまり気にせず自宅アパート付近に迎えに来たNさんの車に乗りました
どんどん郊外を抜けて、田園風景が広がる場所にNさん宅はありました
自衛官時代に儲けたのか、一軒家です
Nさん宅の前の住宅の駐車場に、車が一台停まっています
Nさんは恨めしそうに見つめ、語りだしました
「あの家の未亡人と体の関係になった、でもすぐ別れて未亡人は新しく彼氏を作った、あそこに停まってる車は彼氏のものだ、ああやって泊まりに来るんだ」などと言ってます
えっ…?なんか怖くない?
ストーカーみたいじゃない??
Nさんの違和感は続きます
Nさん宅では、柴犬が三匹いました
一匹はメス、残り二匹はオス
自衛官の名残か(笑)「海、空、陸」と名付けられてます
去勢手術も避妊手術もしていません
子供がよく生まれるとのこと
メスを争ってオス同士がよく喧嘩をするそうです
家の壁は、犬が暴れた為か、ボロボロに破かれてます
えっ…?なんか可哀想な飼い方してない?
虐待じゃない??
私がリビングのソファーに腰掛けていると、
Nさんが隣に座って、後ろから肩に手をまわしてきます
頭をいいこいいこもされました
なぜかいきなり抱き上げられて、高い高いをされました
なにこの状況…
と思って苦笑いしていると
Nさんが「ほら~笑った~!ずっと笑顔じゃなかったもんね~」などと言います
いや、ドン引きして苦笑いしてるだけなんだけど…という言葉は飲み込んで
そしてNさんは衝撃的な言葉を口にしました
「女は無理やりやっちゃえば、好きになられる」
えっ…?それレイプじゃん…
危険を察知した私は、「もう帰る」と言ってNさんに自宅アパート付近まで送ってもらいました
もうNさんは信用できないというか、いろいろとあり得ません
フェードアウトすることにしました
少ししてからNさんが
「今夜会うか?」(原文ママ)とLINEしてきました
レイプまがいなことを言ってるNさんとは会いたくないので、
私は「いえ、会わないです」と返しました
それに怒ったNさん
「会わないんだったら意味がない!ブロックしてよ!」と言います
私は「まあまあ、会わないでLINE友達という手もありますよ」と宥めました
それでもNさん「会わないんだったら意味がない!会わないならブロックしてよ!」
と何度も何度も言ってきます
自分からブロックすればいいじゃん
と思いながらも、私はNさんをさっさとブロックして、眠りに就きました
朝起きてスマホを見ると、
Nさんからショートメッセージが届いています
そういえば携帯電話番号、交換したんだっけな
と思いながら開くと
「言い忘れてたけど、鬱病の精神異常者、鬱病治らない、お前気持ち悪いよ」と書かれています
私はそれ見て、朝から爆笑してしまいました
自分から何度も「ブロックして」と言っておきながら、実際ブロックされたら、わざわざショートメッセージ送ってくる未練がましさ
フラれた男の負け惜しみ
気持ち悪いのは自分なのに客観視出来てないところ
ツッコミどころが満載です
私は「了解でーす!」と元気よく返しました
返事は返ってきません
そこでやめておけば良かったんですが、
続けて「あなたも自分からブロックして、ブロックして、と言ってたくせにわざわざショートメッセージ送ってくるなんて気持ち悪いですね😊」
と送りました
するとNさん「お前の方が気持ち悪いよ、気持ち悪い奴に何言われても気にならない」などと返してきました
気持ち悪い奴だと思ってたのなら、なぜ会いたいと言ってきたのでしょうか?
私もNさんの気持ち悪いところをショートメッセージで指摘しました
するとNさん「お前ストーカーみたいな奴だな、もうブロックするから」と言ってきました
いや、ストーカーみたいなのはお前の方だろう
「自分のこと言ってるのか?!」とツッコミたくなります
でもブロックされたので言えません
Nさんとのやり取りはこれで以上です
ここまでツッコミどころ満載で、自分を客観視できない痛い人も居るんだなぁ
と勉強になりました
それからというもの、「鬱病も精神異常者ということで偏見を持たれるんだなぁ」と思って、
なるべく人に言わないようになりました
Nさんが犯罪でも犯して、逮捕されないことを切に願います