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河鍋暁斎 / メトロポリタン美術館
ひきこもりと夜
今の私の生活リズムでは、よっぽどのことがない限り、夜遅くまでは起きていられません。起きていたくても、体力が先に限界を迎えるので、普段はもっと早く寝ます。(現在2:00)
世の中には昼夜逆転なんて言葉があって、私も昔はそんな感じだったのですが、今はもう、夜になると眠くて眠くて、生活リズムを乱すことすらできません。
過去、ひきこもっていた頃は夜が好きでした。昼間に比べると静かで、誰も歩いていない街に安心感を感じていました。
あの頃、何となく停滞していた私は、動きや変化に恐怖を感じていて、自分だけならまだしも、他者が動くことにも心をざわつかせるような状態でした。
言葉では言い表しにくいのですが、常にソワソワしているような感覚です。きっと焦っていたんでしょう
そんな状態の私にとっては、深夜の、あの何もしていないことが普通な景色が良かったのかもしれません。
今になってみれば、当時の私には一旦止まって悩む時間が必要だったのだと思います。
全くと言ってよいほど行動する準備ができていませんでした。
何かやろうと思っても動けない訳です。
本当に夜があってよかったです。
ありがとう夜。落ち着いて準備する時間をくれて。
そのおかげで、何とかやってこれてる気がします。