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【要約】 名医が教える 飲酒の科学(浅部 伸一監修・葉石かおり 著)

こんにちは、ちゃむです。🍁
如何お過ごしでしょうか。先週は投稿が滞ってしまいまいた。
理由は私事ではありますが誕生日を迎えまして、妻と小旅行に行っておりました。
31です。段々と誕生日を迎える事に複雑な感情を抱いてしまうお年頃ですが、無事に迎える事に感謝しながら生きていきます。😂
今週より通常通り投稿していきますので宜しくお願いします。🙏


10月に入り、年末も意識し始める今日此の頃。
コロナも明け、飲み会も増えてきたと思います。
私もその一人ですが、肝臓に負担をかけているとは頭で分かっていても、その場の雰囲気が楽しければついつい飲みすぎてしまいます。


昔から「酒は百薬の長」などと言いますが本当にそうなのでしょうか。医学の勉強をしている時に、解剖生理学や生化学でアルコールが身体に与える影響を学びはしましたが、お酒の種類とそれに伴う身体的な変化などには深く学びませんでした。

本屋で背表紙を見た時は率直に興味をそそられました。
それでは要約をしていきます。

飲酒に関する科学的な理解を深めるための実用書


『名医が教える 飲酒の科学』は、日常的な飲酒に対する科学的なアプローチを通して、飲酒が体に及ぼす影響や適切な飲み方を解説した一冊です。監修者である浅部伸一氏は、医学的な知識を基に飲酒にまつわる誤解を正し、健康的な飲酒習慣を身につけるための情報を提供しています。

ポイント1: 飲酒が体に及ぼす影響
アルコールが体内でどのように処理されるか、具体的に解説しています。肝臓がアルコールを代謝する仕組みや、その過程で発生する有害物質について述べられており、過度な飲酒が肝臓や他の臓器に与える悪影響が強調されています。また、飲酒が引き起こす生活習慣病やがんのリスクについても、科学的なデータを基に詳しく説明しています。

ポイント2: 適切な飲酒量と飲み方
どれくらいの量が「適度」なのか、具体的な基準を示しています。例えば、男女別に適切な1日のアルコール摂取量や、週にどれくらいの飲酒量が健康を保つ上で望ましいかといったガイドラインが紹介されています。加えて、「休肝日」を設けることの重要性や、急激なアルコール摂取によるリスクも取り上げられています。

ポイント3: 飲酒に関する誤解と真実
本書では、一般的に広まっている飲酒に関する誤解を解消するための情報も提供しています。例えば、「少量の飲酒は体に良い」という一般的な認識に対しても、最新の医学研究を基にその正否を検証しています。また、飲酒によって一時的に感じるリラックス効果やストレス解消効果が、長期的には心身に悪影響を及ぼすことも強調されています。

ポイント4: アルコール依存症のリスクと対策
飲酒を習慣化することによる依存症のリスクについても詳細に解説されています。特に、自覚しづらい「隠れ依存症」の兆候や、その進行のメカニズムについて、わかりやすく説明しています。また、アルコール依存症を予防するための具体的な対策や、依存症からの回復方法についても触れられています。

ポイント5: 健康的な飲酒習慣を身につけるために
最終的に、著者は「飲まないことが最も健康的である」としつつも、社会的・文化的な背景から完全な禁酒が難しい場合に、健康的な飲酒習慣を取り入れる方法を提案しています。例えば、飲み会や社交の場での飲酒量のコントロール方法や、ノンアルコール飲料の選択など、具体的な実践法が紹介されています。


アクションプラン: 健康的な飲酒習慣を身につけるための5ステップ

1. 自分の飲酒量を把握する

  • アクション: 日常的な飲酒量を記録し、どのくらいのアルコールを摂取しているかを確認します。特に、飲む頻度や1回の飲酒量に注目し、適切な量と比較して自分の習慣を見直します。

  • 実施例: 飲んだアルコールの種類や量を、メモやアプリで記録する。週に一度、総飲酒量を確認し、推奨される適量(男性なら1日あたり20g以下、女性は10g以下)を守れているかをチェックします。

2. 週に2日以上の休肝日を設定する

  • アクション: 週に2日以上はアルコールを摂取しない「休肝日」を設け、肝臓を休ませることを習慣化します。

  • 実施例: 月曜日と木曜日を休肝日に設定し、家族や友人と一緒に取り組むことで、社会的なサポートを得ながら実行しやすくします。

3. アルコールに代わる飲み物を準備する

  • アクション: ノンアルコール飲料や低アルコール飲料を取り入れて、飲酒の代わりになる選択肢を増やします。また、社交の場でもアルコール以外の飲み物を積極的に選ぶ意識を持ちます。

  • 実施例: 自宅や外食時にノンアルコールビールやカクテルを用意し、飲み会でも意識的にノンアルコール飲料を選びます。

4. 飲酒前に水を飲んでアルコールの摂取を抑える

  • アクション: 飲酒を始める前や、飲酒中に適量の水を摂取することで、アルコールの影響を和らげ、飲み過ぎを防ぐことを心がけます。

  • 実施例: 1杯のアルコールを飲む前に水を1杯飲むルールを設定し、飲酒量のコントロールを実践します。また、飲酒中も定期的に水を飲み、アルコールの影響を軽減します。

5. アルコール依存のリスクに注意し、セルフチェックを行う

  • アクション: 自分の飲酒習慣が依存に近づいていないか、定期的にチェックします。特に、飲酒をやめられない場合や、飲酒を理由に他の活動が犠牲になる場合は要注意です。

  • 実施例: 自己評価テストやオンラインのアルコール依存チェックツールを利用し、自分の飲酒行動を確認します。依存の兆候があれば、専門家の助言を受けることを考えます。


2日酔いを楽しい時間の代償と考えるのはあまりにも勿体ない。
自分の身体を知り、アルコールとうまく付き合うための指南書のような一冊で、個人的には非常に読み応えがありました。まさかおつまみの話までしてくれるなんて…。😂

次回もお楽しみに。

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