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通学路を歩く

子供の通学路を歩いてみたことはありますか?

今日、我が子の授業参観に行ってきたんだけど、驚いたのがほとんどの人が車で来てるということ。

お陰で学校の出入り口は大渋滞。校長を始め多くの先生たちが「子どもたちと向き合う」という本業を疎かにして、その交通整理に追われている。

モチロン車で来た親たちもまた渋滞で無駄に時間を浪費して、車内でイライラ顔を募らせている。

毎日、子供が歩いて通ってる学校へ行くのに親はみんな車で行くのが当たり前ってなんだかヘンじゃない?

この機会に我が子が毎日どんな景色を眺めながら、どれくらいの距離をその小さな歩幅で歩いて往復しているのか。それも「参観」してみようと思わないのかな?

授業参観というそれ向けのために作られた空間をただ45分間見せられに行くだけと、子供が生きてる世界を少しでも同じ目線同じ距離で感じようとするのは全然違う。

そしてそれはきっと子供との距離に繋がる。

子供が言う事を聞いてくれない。子供が分かってくれない。子供が学校での出来事を話してくれない。そんな風に子供との心のキョリが広がっていくのをただ嘆いているだけではそりゃ縮まるもんも縮まらないって話。

その距離を少しでも縮めるために親の方からアクションを起こしていかないと。

子供の通学路を同じように歩いて学校に通ってみる。

その姿勢が何かを変えるキッカケになったり、何かの気付きに繋がったり。

そんなことを思いながら、僕は子供が毎日捕まるであろう押しボタン式信号機の赤信号をゆっくり待ってみている。


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原田 光
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