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Googleレンズも使えないそんな世の中はポイズンだよ

この前、娘の保育園に行ったら子供達が僕のところにやってきてある問いかけをしてきた。

「ねーねー!これなんの虫??」

なんか虫かごの中にキモい虫が入っている。ちょっとハチっぽいけどあんまり見ない感じの。なんだろう。

ちなみに僕は仕事で自然体験とかをしてるけど、昔から虫が嫌いだ。ちゃんとキモいなって思うし、間違っても欲しい!育てたい!なんて思ったことはない。

そんな僕なのでモチロンそいつの名前なんて知らない。しかし何者なのかはちょっと興味があるので、スマホを取り出してGoogle レンズで調べようと思った・・・のだが!!ここで問題が。

そういえばウチの娘の保育園は少し変わっている。教育に熱心でこだわりのある無認可の保育園なので、夏の間は毎日川に遊びに行くし、自分たちで昼飯作ったりするし、一年中短パン半袖に裸足だ。

それは別にいいのだが、問題はデジタルテクノロジーに対する拒絶反応もかなりあることだ。

掲示板に貼ってあることをスマホで写真とるなとか、LINEやメールにばかり頼るなとか、メモは手書きでとか。もちろん運動会など行事のときも写真撮影は禁止だ。

こういう風土の園内だからこそ、結局僕はGoogleレンズを開けずにその虫は「なんだろうねー」のまま終わってしまった。

図鑑で調べりゃいいかもしれんけど、手元に図鑑がなかったら?手元の図鑑に載ってなかったら?図鑑を取りに行ってそれを検索するのは保育園児にはなかなか難易度高いよね。

何でもかんでもデジタルで簡単に出来て、コスパ&タイパいいよねー!なんてことを推奨しようとは決して思ってない。

でも、やっぱり僕は便利なもんなは使えばいいと思うし、それらを使えないってことは可能性をいくつも削ってしまうよなと思う。

デジタルテクノロジーを使えなくて、時代についていけなくて苦しんでるじぃばぁを毎日のように見てるよね?

「私デジタル音痴なんだよね〜」という言い訳を振りかざして簡単にできることを後回しにしたり、生活を圧迫させてる同世代なんて死ぬほど見てきたよね?

「デジタルに疎い・拒否反応がある」ということはそれだけで可能性を殺すことになることを自覚したほうがいい。そんな気がする。





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原田 光
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