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書籍『楽しいの作り方』#04 イベントを盛り上げる”遊び場づくり”の方法

#03では、なぜマルシェ型イベントで〇〇体験ブースを作るだけでは『イベント会場で笑顔で楽しそうに遊ぶ人々を作る』のに不十分なのかをお話ししました。

#03の記事はこちら↓

そして、本当に必要なことは「みんなが自分たちで遊べる場を作ってあげる」ことであると。今回はそこんとこを詳しく説明します。

自分たちで遊べる遊び場を作ってあげるというのは、どういうことなのか?
何をするのか?例えば僕はこの手のイベントにお誘いを受けた時、あそびラボパークと称した遊び場づくりを提案して運営しています。

それは、僕が車にともかく遊びものを詰め込んで会場に持っていき、芝生の広場やグラウンドなどに遊びものを散らばせておいて、来場者の皆さんに自由に遊んでもらうというものです。

要は体験ブースではなく遊びものレンタルサービスと表現すると分かり易いかなと思います。

あそびラボパークで一番活躍する飛び石

例えば、写真の右下に写っている飛び石のようなもの。これはバランスストーンという遊びもので子ども達がこの上を乗ったり跳ねたりして遊びながらバランス力も上がるよー!という家庭内向けの遊びものです。

会場にこれをバラまいておくだけで、子ども達は勝手に乗って勝手に遊びます。耐荷重100㎏まで大丈夫なので大人も乗って遊びます。僕はいつもこれを24個ほど出しているのですが、それだけで多い時は同時に10人くらい遊んでたりします。もちろん〇〇体験ブースの1分とは違い、数十分遊んでます。

他にも、写真左下の子がしているのはディアボロと呼ばれる中国コマの遊びものです。日本人の皆さんにとってはヨーヨーとかけん玉とかそういった類のトリック系だと思って貰えれば分かり易いかなと思います。

こういうものは本部として作るテントの机の上にたくさん置いておきます。そして、遊びたい人が持って行って、遊んだらまた返しに来るといった具合です。その際に、遊び方を僕らスタッフが教えてあげます。

中国コマなんて、これまでしたことあるって人の方が珍しいので子どもから大人までほとんどの人が初めてプレイしますが、それでもちょっとやりかたを教えるとすぐにそれなりに出来ます。

これ自体は1個につきプレイヤーは1人なんですが、たくさん用意しておけば同時に出来る人数は増えるし、交代ずつ使えばいいだけの話です。その交代を促すためにも出来るだけたくさんの遊びものを持って行って「次はこれをしよう!あれが戻ってきたらやってみよう!」という感じで次から次に遊べるパークを提供しています。

#03で〇〇体験ブースのデメリットはプレイヤーが1~2人に限られる上に、プレイ時間も数分だから結局楽しめる時間が少ないと話しましたが、この遊び場提供のやり方だと、同時に出来るプレイヤーもかなり多いし、遊ぶ時間もかなり長く出来ます。極端な話ここで一日中だって遊んでる子もいます。

このように体験ブースのデメリットをクリアにしているだけではなくて、他にもこの形でやることのメリットが実はたくさんあるので#05ではそれをお話します。


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原田 光
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