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イベントは人集めりゃいいってわけじゃないよね

昨日、久々に行列に並んでました。

気になるスポーツイベントがあったので視察の意味も込めて子供達と来てみたけど、入場するのに長蛇の列。

きっと入場した後にも、ご飯を買うのに並び、トランポリンをするのに並び、一日中並びまくってイライラがいっぱい伝染するんだろう。

改めて思う。

イベントって人集めりゃいいってもんじゃない。

分かるよ。

イベントの評価は基本「何人来たか」というところで図られてしまうこと。来場者数が多いと協賛が集まりやすいこと。当日の売上が上がること。それを見込めるから予算をかけることが出来ること。

全部分かってる。モチロン数は正義だ。

その上で敢えて言おう。

イベントって人集めりゃいいってもんじゃない。

僕も春にDEPOPICというイベントをしたけど、その時は来場者が2500人だった。

みんなが一日中楽しく遊べるスポーツイベントを企画したつもりだったけど、確かに楽しかったとみんな言ってくれたけど、僕の作りたかった画には程遠いものだった。

1時間以上並んでやっとクレープを買ったり、遊べるエリアはたくさんあるのに長時間並んでようやくキックターゲットを数球しておしまいだったり、大人は終始見てるだけだったり。

詳しくはこちらの記事に終わった直後の心境を書いたのでぜひ読んでみて。

たぶんイベントには会場のサイズやコンテンツ内容によって、ちょうど楽しい来客数というのが存在する。

そこから人数がそれ以上になってしまうとどこかに歪みが出てくる。でもらいじょうしゃをコントロールするのは難しい。

そして主催者の力量もある。10人規模のイベントは楽しませることができる人も100人だと1000人だと難しかったりもする。

でも大抵の場合、人数がたくさんくりゃ「大盛況で良かったね」「人がたくさん来て大成功だったね」とポジティブな咀嚼をして反省のないまま終わり、そしてまた同じことをやっちゃう。

僕はDEPOPICが終わったあと色んなことを今でも考えている。どうやったらイメージする遊びの祭典ができるか。

人数を限定するのか?

沢山の人が来てもいいようにコンテンツを設計するのか?

沢山の人が来る想定で導線から全てスムーズに行くように設計するのか。

人を集めりゃいいってわけじゃない。

まだまだ悩みます。


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原田 光
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