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スポーツ。学校。職場。デメリットのない”音楽”をどうしてもっと使わないんだろう?

音楽は嫌いですか?

「私、音楽嫌いなんだよね!」

という人を僕は今んとこ知りません。歌うのが苦手とか楽器が出来ないとか、音楽が好きという訳ではない。という人はいるように思いますが、音楽に対して「嫌い」と言い切れちゃう人があまりいない気がします。

そんなデメリットの少ない音楽を使わない手はないんじゃないの?ってお話。

僕は大学で非常勤講師をしているんですが、その授業というのが「体育実技」という授業です。詳しくは過去の記事を読んでください。

この授業では、毎回「大人がスポーツを楽しむためには何が必要か?」を考えるキッカケになるようにしてます。

毎回の授業で、今日は試合形式でやってみよう!今日は仲のイイ人だけでやってみよう!今回は短時間で相手を入れ替えながらやってみよう!といった具合にシチュエーションを変えています。

そして毎授業、終了時に振り返りのアンケートに回答します。

楽しかったレベル(0~5)、楽しくなかったレベル(0~5)、感想・気づきなどをフォームに入力していきます。聞いてるとめんどくさそうですが、1、2分で終わりますし習慣になっちゃえば案外ラクにできます。

これまで色んなパターンを試してきて、やはりいつもあるのが賛否両論。試合形式でやると「メリハリがあってよかった!」という人もいれば「緊張したからしんどかった!」という人がいます。

そりゃそうなわけで、捉え方や感じ方はみんな違ってみんないい。スポーツなんてもんは特にそもそもの能力差があるので尚更その賛否両論は顕著です。

しかし、そんな中で唯一と言っていいでしょう。賛否両論の「否」が全くなかったのがズバリ!「音楽」でした。

実技の授業中に音楽(BGM)をかけながらしたんです。そうすると「テンションがあがった」「雰囲気がよくなった」「次は〇〇の曲を流して欲しい」といった肯定的な意見がたくさん出てきました。

そして否定的な「音楽はやめて欲しい」「音楽があると集中できない」みたいな言葉は一切出てきませんでした。

つまり「音楽を流す」という行為はデメリットが少ないんです。メリットになることはあってもデメリットになることは非常に稀。ほぼない。それでいてメリットにも比較的なりやすい。

なんとなくこれには同意する人は多そうだし、そんなこと当たり前じゃん!と思う人も多いと思います。

じゃあ、何でもっと音楽を使わないの?


部活の練習中に音楽がかかってたという人は少ないはずです。

多くのサッカークラブや野球チームも音楽をかけながら練習しません。

学校の授業中も音楽かけながらしてよくない?

あなたの会社のオフィスではスタバで流れているような音楽が流れていますか?

音楽を使わない手はないのに、なんで僕たちはもっと当たり前に音楽をつかわないんでしょう?

これはとってもおもしろい、不思議なことですよね。

みんなが当たり前だと認めている「音楽のチカラ」。それは誰もが知っているコト。

でもそれを当たり前には使えない。今の目の前の「当たり前として行わているコト」を当たり前じゃないかもしれないと疑えない。それを変えれない。

ここにもきっと「遊び心」が関係してるんじゃないかな?

そのことについてはまたどこかで書きます。

とりあえずあなたの生活の中で「これ音楽かけながらしていいんじゃない?」というところを探してみてください。


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原田 光
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