見出し画像

株主優待銘柄の投資判断

呑んでたら、TOTO株をナンピンしてて、と後輩が言い出した。
日本人でTOTOを知らない人はいないけど、私はTOTOを投資対象として検討すらしたことが無かったので、みんないろんな理由でいろんな銘柄を買うんだなあ、と。
という私も、欲しいと思った銘柄は後先考えずに買うのだけれど、そんな自分を棚上げして投資判断の正論などを少々。

同業種で比較して
 時価総額(安定度の指標)は大きい方が良い
 PER(割安さの指標)は低い方が良い
 PBR(割安さの指標)も低い方が良い
 配当利回り(割安さの指標)は高い方が良い
 自己資本比率(安定度の指標)は高い方が良い

TOTOが含まれるガラス・土石業種を時価総額大きい方から並べると、下記のような順位になる。ここで、AGCの配当利回りを取るか、日本特殊陶業のPERを取るか、という迷いはあるが、TOTOはどっちも見劣りする。TOTOを選ぶなら、時価総額同レベルの日本碍子の方が有利だ。TOTOはこれらの会社と異なり株主優待があるが、同じ投資額ならAGCの配当利回りの方がTOTOの株主優待より大きい金額になろうかと。

一般的に、株主優待制度がある銘柄は割高だ。そして株主優待は廃止されることもちょくちょくある。株主優待だけで銘柄を選ぶのは危険だ。私も、プリン1個何万円とかの高い買い物についた銘柄があった。優待廃止が原因で株価が急落して、何十万円も損したこともある。
時価総額が大きい大企業は上値余地があまり無いので、一攫千金にはなりにくい。でも、上場廃止や倒産のリスクは低く、業績が急落するリスクも相対的には低い。退屈だけど、少しでも手堅く稼ぎたい。