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攻撃的な人々と職場秩序
不機嫌な50代男性について書いたことがある。
職場で不機嫌な男性たちは、時に「そこまで?」という攻撃性を示す。殴る蹴るには至らないが、怒鳴る、大勢CCに入れたメールで長々詰問する、など。
こういうのは職場秩序を乱す行為として社内規則などで禁止されているのだけど、なかなか止まない。
そして、その女性版がルンバさん14号だ。あいつはこのくらい言われて当然なんです、と、呼び捨てしつつ、何かと彼らに攻撃メールを送る。それで何が解決するわけでもないし、その分自分の業務が疎かになっているのに。それで、社内規則を読ませると「規則として追加すべき点があります」と、自身の行動を棚上げ。
攻撃的な人々の言い分は「正義」だ。
でも、その「正義」は主観に過ぎない。
ルンバさん14号、ルンバさん9号、他の攻撃的な職場の人、みんな「勘違い」「思い込み」を元に怒る。こんなに恥ずかしいことは無いと思うのだけど、諭しても彼らは思い込みを絶対に修正しない。思い込みであることを指摘しても主観の正しさを主張する。謝ったり反省したりは、絶対にしない。主観って、怖い。しかも、いつまでもいつまでも「あの時は」と蒸し返してぐずぐず言い続けるしつこさも併せ持つ。
もう一つ、彼らが攻撃する根本的な原因に「学歴・職歴コンプレックス」があるのではないかと推測している。職場には最難関レベルの大学卒がかなりいるが、彼らは穏やかな人格者ばかりだ。そして攻撃的な人々は、最難関レベルではない大学出身。最難関でなくても、誰も職場でその学歴をどうこうは言わないし、評価だって業績次第だから、出身大学なんて無関係。
でも、彼らはそこを異常に気にする。そして、病んだり周りを攻撃する。そんなことをしても何の利益も無いのに、という指摘は通じない。辿り着けたはずの何かに執着し、軽々とそこを飛び越えていく人に嫉妬して、落ち込む代わりに些細な落ち度を見つけて攻撃することで自分のプライドを維持する。
あ、一人だけ東大出身で拗らせてる人がいたわ、そう言えば。しかも若い時から上に楯突いて、仕事は自分が好きなことだけしかやらない。上司から話し合いを提案されても無視する強者。そう考えると、単純に攻撃的ってだけなのか。
職場秩序が保てないから、と言っても、彼らには伝わらない。
彼らにとって、職場秩序を乱してるのは自分の攻撃対象の方だから。
懐柔しようと彼らの言い分を傾聴していると、彼らの思い込みは強化される。
彼らの言い分を否定すると、言い分を肯定してくれる人を求めて騒ぎは大きくなる。
その怒りエネルギーを、組織成果最大化に振り向けて欲しいけれど、しょうもない思い込みをする人たちなので、いくら話しても目標ややるべきことが伝わらない。
こういう部下を上司の力で何とかするのは不可能だ。
人事部は、こういう攻撃性の高い人材は2〜3年でローテーションさせて、上司や組織の負荷が大きくならないようにするべきだし、社外とコンタクトする仕事は絶対にさせてはいけない。どのみち、社内で活躍できないコンプレックスを拗らせている人なので、活躍させようなんて考える必要はない。職場秩序が乱れて組織成果がマイナスになるのを全力で回避する。そこだけに集中することが重要だ。