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FIREに投資は欠かせない

FIREの前半部分はそこまで難しくない、って、だいぶ前に書いた。

稼ぐ、節約する、投資する、を20年も続ければ、誰でもそれなりに資産形成できる。ただ、3つとも言うほど簡単なことではない。とりわけ「投資」はハードルを感じる人が多いのではないだろうか。
投資方法は、「全世界株」のインデックス投資信託かETFに、ネット証券会社で積立投資する、という王道が確立されている。何も難しくない。
なのに、いざ投資となると躊躇する人が多い。勉強してから、とかつい言ってしまう。投資戦略を調べたり考えたりしても、この道何十年で何十兆円も動かす機関投資家に勝てるはずもないし、「地合い」にはもっと勝てない。自分を納得させるための勉強なら良いけど、投資研究はリターンに直結しにくいし、勉強できてないから投資できない、という理屈は変だ。

投資を始める難しさ。
投資に全力を注ぎ込む難しさ。
これらの正体は「大損したらどうしよう」という恐怖に尽きる。
この恐怖に立ち向かう者だけが利益を得られる、それが株式市場なのである。リスクなしと誰もが思うところに利益は生まれない。

過労死するかも、と恐れて就職できない。
暴力を振るわれるかも、と恐れて結婚できない。
飛行機が落ちるかもしれないから、海外旅行に行けない。
大損するかも、と恐れて投資できない。

これらを見比べると、リスクって投資だけではないし、リスクを引き受けなければ何もできない、と理解できる。別に投資のリスクだけが一際深刻なわけでもない。

そして、外資系金融や外資系コンサルなどの桁外れの年収でなければ、FIREに投資は欠かせない。もちろんFIREしないで生涯現役でいる素晴らしさもある。単純に選択の問題。
ただ、お金を持っておくと不幸を回避する手段が増えることは間違いないので、FIREに興味が無くても投資はおすすめしたい。インデックス投資に難しい戦略なんて要らなくて、晴れの日も雨の日も淡々と積み立てるだけなのだから。