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株主になって上前をはねる

個別株を積極的に買うようになってから、行きたい施設や買いたいものが見つかると「その会社は上場してる?株主優待はある?」と検索するようになった。実際にそれで買ってる銘柄もある。最近だと「大庄」、少し前だと「クリエイトレストランツHD」。
子どもが友達と遊びに行って、行ったり食べたりしたものも同様に調べる。それで買った「ラウンドワン」と「トリドール」が相当な含み益を出してて、本当に株って先が読めないなあ、と痛感。株主優待がもらえる単元しか持ってないから身動き取れないのよ。こんなに上がるのがわかってたら集中投資したのに。

という偏った角度からB to C企業を見ている私にとっては「ですよねー」って記事。

日本の銘柄だと、コーヒーチェーンにも株主優待があるので「金払ってコーヒー飲む?それとも投資?」じゃなくて「金払ってコーヒー飲む?それとも投資してタダでコーヒー飲んじゃう?」という二択になるのが素晴らしい。
私は、めったなことでは外でコーヒーを飲まないが、ドトール、コメダ、モス、マクドナルドの株主優待は長年いただいている。ほとんどの飲食系優待は家族が使うが、私も外出先で「20分でランチ」とか「半端な待ち時間つぶし」にはドトールを使う。もちろん株主優待ポイントで払う。さらに、ドトールユーザからいただいた利益が、配当金になり株価にも反映される。ドトールのお客様各位、ごちそうさまです。

振り返ると順調に上がってる。株を全部売ると、税引き後でも650円のラテを425杯も飲める。

大抵の株主優待には利用期限があるけど、ドトールとモスはプリペイドカードにチャージして延命できるのも良い。

私は現物株以外のギャンブルは一切やらないけど、プレミアム株主優待狙いで買った「ダイコク電機」というパチスロ機器メーカーの株を持ってる。プレミアム株主優待廃止後も、含み益があるから売らずに放置してたら、QUOカード優待が復活したので引き続きホールド中。

入庫は他の証券会社で持ってた分なので平均取得価額に反映されてる。
半額になっても健気に拾ってるな。
すごく良いタイミングで、なぜ1単元だけ売ったのか、理由を思い出せない。

この銘柄は年に一回、2千円のQUOカードを2枚くれるので、子どもたちに配る時には「ギャンブラー達がパチスロで溶かしたお金の結晶」と説明している。パチスロの娯楽性にもお金を出す価値があるのだろうけど、こっちのギャンブルの方が勝率良いのよ。企業の稼ぎの上前をはねてるようなものだから。パチスロ愛好家のみなさん、ありがとうございます。あなた方のお金は、ファミチキと週刊少年ジャンプになって、うちの子たちに安寧をもたらしています。

話がちょっと横道に逸れるが「プレミアム株主優待」を新規株主優待に導入する企業は、だいたい業績悪化して株価が下がるし、最悪優待廃止になるね。プレミアム株主優待の運営企業が新興市場銘柄中心にセールスしているんだろうな。

プレミアム株主優待狙いで損失を出してる一例。
2万円相当の優待が年1回なので2026年末に元が取れるはず。取れると良いな。

いずれも中期の結果論なので、今後の買い推奨銘柄というわけではない。
ただ、優待銘柄はわかりやすいお得感という点で、個人投資家入門編に向いてると思う。消費者・労働者でありながら資本家にもなれる。本当に良い時代です。