ルンバさん - 仕事の不満の正体
おっとりしたルンバさん12号は、厳しい女性部長と分かり合えない不満を言っている。ルンバさんたちは総じて仕事上の不満が多くストレスを溜めがち。不満を大別すると以下のような感じ。
頑張っているのに評価されない
頑張る方向が間違っている
実は頑張ってない
業務上の懸念を指摘しているのに相手にされない
指摘がトンチンカン
全体を理解できていない
自分の能力を活かせる人材配置ではない
仕事ができない理由を責任転嫁している
会社にとっての必要な人材価値を理解していない
能力と自認しているものがそこまでじゃない
話の通じなさ具合が顕著だったルンバさん1号は別格として、ルンバさんには話が通じない。ネガティブな指摘はこちらも婉曲に伝えるので理解してもらいにくい。伝わったとしても、人材配置がダメだから、とか、自分がストレスなく働くためにはこれが必要、みたいに、周囲に責任転嫁しがち。
だって、自分は真面目に一生懸命やっている。
それでうまくいかないのは自分の責任じゃない。
こうして自己防衛して、ますます周りの言うことを聞かなくなり、責任転嫁しまくるようになる。
会社は、上が決めたこと、組織が必要としていることを達成して初めて評価されるところだし、ポジションが無ければ発言権も無い。そう割り切ってしまえば快適に働ける。
なのにルンバさんたちは余分なことを考える。
考えるのは良い。でも、それで本業が疎かになるのは本末転倒だ(過去の自分よ、聞いてるか?)。まして、そんな立場でも無いのに組織改革を提言したり、組織作りしたいと言い出したり、良かれと思ってやってるのにどうして評価されないのかと抗議する。
もうね、全てがズレてる。
そこを正すには一から十まで会社のやってることをしっかり分解して説明して、叩き込まないといけないのかもしれない。まあ、そこまでやっても無理なんだろうな。なんていうか、彼らはどんな仕事にも自分の納得感を必要とする。やる意義が1ミリも感じられない仕事は誰しも苦痛だけど、ルンバさんたちは納得する範囲が狭い。あるいは深く掘らないと納得しない。
慎重と言えば聞こえは良いが、要は自分の感覚と判断しか信じていないわけで。会社の誰が言うことよりも、己の判断が正しいという、超尊大な態度なのだ。本人たちにそんな自覚は無いのだろうけど。そこを気づいてもらうにはどうすれば良いのか。