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ガレージコンポストのその後
ルーフバルコニーで開始したコンポストだが、雨避けできなくてどうにも水分過多なので、ガレージに引越した。
冬は分解が遅いが、東京(最低気温は余裕でプラス)だから、ぼちぼちと分解は進んでる。
ただ、雨がかかるわけでもなく、乾燥注意報が出るくらいなのに、やっぱりなんだかコンポストの中身はビチャビチャしている。入れてるのは主に野菜くずや果物の皮なので、水分は含まれているにせよ、そこまでびしょびしょで入れてるわけじゃない。寒くて虫がいないからカバーは洗濯ネットだけだし、容器も不織布なので通気性はある。
分解で水分が発生してる?と調べたら、やはり細菌による生ゴミ分解プロセスで意外と水が発生するらしい。あと、個々の細胞から出てくる水分も、まとまると結構な分量になりそう。
http://www.kita.or.jp/upload/_special/takakura_4.pdf
室内用コンポストも水分を排出する蛇口があるくらいなので、そういうものなのでしょうね。
キエーロという木製のコンポストは、木で水分コントロールしつつ、土中深く生ゴミを埋めることで虫除けをしているのだね。そして雨避けは必須だし、側面底面の通気性も大事。
さて、こうなるとキエーロにしちゃおうか?という話になる。あんまり大仰な感じにはしたくないのだけれど、しっかり深さと土の量を確保すれば、洗濯ネットも殺虫剤も要らない。うーん、悩むな。もうちょっと考えよう。
ところで、Webのコンポストの記述では発酵と腐敗を区別するような記述にちょいちょい出くわすが、どっちも微生物が増えて有機物を分解してることには変わりないので、家庭の生ゴミ処理コンポストであれば、そんなに神経質にならなくても良いと思う。EM菌を足してどうこうとか、お金かけて小難しいことする必要はない。菌は勝手に増えるし、直接食べるものでもないのだから良い菌も悪い菌も無い。分解を促すために攪拌はしっかりやっておくほうが良いけど、通気性や水分量の管理にそこまでこだわらなくても大丈夫だと思う。
それよりも、土の量と生ゴミ量の比の方が大事。生ゴミを土で完全に覆えないと虫が湧く。あと、生ゴミ完全分解までは時間もかかるので、生ゴミを入れる容器と熟成させる容器を分けてローテーションさせるのも大事。そう考えると、一人暮らしで生ゴミがあまり出ない家はともかく、家族同居で毎日自炊する家のコンポストは、ある程度大掛かりになってしまうものなのかも。
近くに稲作農家でもあれば、籾殻や藁を譲っていただくと良い感じに水分コントロールできそうなのだけど、一番近くの田んぼまで何kmあるのだろうか。コンポストの試行錯誤は続く。