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リスク資産比率

2023年から2024年にかけて、家の購入とリフォームで現金をずいぶん払った一方で、証券口座からの引出をしていないし、株価はじわじわと上がっている。ということで、安全資産比率は10%未満。極端だ。

でも株と現金とのリバランスは考えていない。現金と株で増えるスピードが全然違うからリスク資産比率が上がるのは当然のことだ。それに、仮に今すぐ給与収入が途絶えた上に株価まで大暴落したとしても、安全資産のみで半年ちょっとは生活できる(最大限に節約した上で、という条件付き)。

そもそも、現金=非リスク資産、という認識が良いのかどうか。
2023年くらいまではともかく、食品を中心に値上がりが激しい。相対的に現金の価値は目減りしている。2024年初夏まではお米は5kgが2000円で買えたのが、今は5kgが3500円くらいする。米基準では現金の価値は100%から57%まで減ったことになる。ここまで極端ではなくとも、他のアイテムも価格が20~30%増しているものが多々ある。
株なら、MSCIという世界株の指標が2024年初頭から2025年初頭まで1.1倍に伸びている。食品のインフレには追い付いていないが、現金よりも傷は浅い。もちろん、株には目減りのリスクもあるけれど、現金のみに頼っているとインフレで損をする。

最適なリスク資産比率を気にするよりは「3ヵ月~2年くらいの生活費」を普通預金としておけば、ひとまず十分と考えて良いように思う。それ以外は、日本国債も良いし、株のインデックスファンドに少しずつ積み立てても良い。インフレリスクに備えて、リスク資産を持つべき御時世ですよ。