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上見て暮らすな下見て暮らせ

chromeさんからおすすめされる記事に、「借金」とか「食い尽くし」みたいな夫の悪癖に悩まされる主婦の個人ブログが含まれるようになってきた。他人の不幸は蜜の味、という自分の卑しさを感じつつもついつい読んでしまう。で、うちは「働かない」だけなので比較的ましだったのかな、みたいな、希望も進歩も無い寂しさに包まれる。

家族を運営するチームとして、夫が主戦力にならないのであれば、妻が主戦力になるしかない。問題のある夫の両親や兄弟姉妹が自分の味方になってくれることも期待できない(自分の親や兄弟姉妹が強力にサポートできるなら、遠慮なく頼るべきだ)。

問題のある夫は、戦力にならないだけではなく、往々にして妻の足を引っ張る。物理的に、経済的に、精神的に。ゼロならともかく、マイナスは大きな離婚要因になる。

私が離婚しない理由の一つは、プラス面がまだ必要と考えたから。夕飯は作って片付けてくれるので、私は気が済むまで残業できるし、何次会まで続くか予想できない飲み会も気兼ねなく行ける。これって昭和の夫婦が男女逆転しただけだな。大多数がそうだった、ということは、それが最適解だった、ということだ。良いとか悪いとかいうことは抜きにして。
もう一つの理由は、拾った猫を飼うのと同じで、終生飼育が基本かな、と。経済マイナスを補っても余力が十分に大きいからできることである。生活保護者を一人減らす社会貢献でもあろう、という後付けもできる。
すごくすごく好きで結婚したけど、現実はこんなものです。とほほ。