見出し画像

ワーキングマザーが作る高校生の弁当

自分のことをワーキングマザーと名乗るのってすごく新鮮だな! 働いてるし出産もしたけど、どっちも本能に従ってる感が強くて、アイデンティティにカウントしてなかったから。

で、弁当です。無職の夫は、夕飯は作ってくれるけど、夜型なので朝起きない。朝ごはんと子どもの弁当は私が準備する。こんなことで「不公平」とか言わなくなった自分には感心する。無職と管理職の差を思えば、飯の支度の回数など誤差なのさ。

さて、とは言え弁当作りは一般的には気が重い。使える食材と調理法が限られるから。
そんな我が家の弁当作りの工夫。

肉は休日に調理

肉のおかずは週末に作り置きする。肉は2種類しか使わない。鶏胸肉と豚こま。豚肉は茹でて冷凍。弁当に詰める時に電子レンジで解凍して、焼き肉のタレなどで和えて詰める。
鶏胸肉は薄切りにして各種フレーバーで味付けして焼いたり煮たり。定番はS&Bの鶏肉用スパイス。タンドリーチキンとジャークチキンがお気に入り。

味の素の株主優待でもらう「スチーミー」は、タレを鍋にあけて、薄切りした鶏胸肉を入れて煮る。味のついた肉はフリーザーバッグで冷凍。鶏肉出汁を含む残ったタレは冷凍して数回は同じ調理に使う。最後は夕飯の鍋物か炊き込みご飯の味付けに。無駄が無いし鶏胸肉数枚分の出汁を堪能できる。

緑黄色野菜は冷凍食品

ブロッコリーやオクラのようなカット済み冷凍野菜をレンジ加熱して味付け。アジシオが定番だけど、昆布茶粉末(小林カツ代さんのアイデア)、ペペロンチーノシーズニング(これもS&Bさん)なども使える。

もう一品もある程度固定

弁当のおかずが2種類ではあまりにも寂しいし、栄養的にももう一品入れたい。淡色野菜かキノコが良い。
うちの子はしっかり焼いてトロっとするナスが好きなので、切る→電子レンジで加熱→アルミホイルに載せてオリーブオイルをかける→魚焼きグリルでいい感じに焼く。
キノコも子どもが好むので、ナスと同様に調理(電子レンジ加熱は不要)。油はナスより控えめ。エリンギ、しめじ、椎茸、エノキなど、なんでもいける。キノコは切って冷凍しておくとすぐ焼けて便利。
キャベツや芋類にも適用できる。この調理方法のメリットは、調理器具を洗わずに済むことだ。超おすすめ。
味付けは生姜醤油なども良いし、塩レモンも重宝する。ラー油や花椒でパンチを利かせるのも良い。

あとは漬物とプチトマト

漬物は基本的には買う。自分で作った新生姜の甘酢漬けなどを入れることもある。

甘みが欲しい時はドライフルーツ

甘みを追加したい時はドライフルーツをちょっと入れる時もある。正栄食品工業さんが年に2回くれる株主優待が、お弁当にも活躍。

手抜き用おかずも常備

冷凍シュウマイとかお弁当サイズの冷凍メンチカツとか、多少寝坊しても大丈夫なように、弁当用に便利なおかずも多少買い置きしておく。

メニューのローテーションを決めてしまう

うちの場合、高校生は平日毎日、大学生は週3回弁当を持って行く。毎日のことなので先々までローテーションを組んでおくと、朝から悩まずに済む。通勤時間でも寝る前のスマホ時間でも良いので、メニューをメモに入力しておくと良い。子どもとメモを共有して食べたいものを追加してもらっても良いし、自分のスケジュール優先で調理時間からメニューを決めても良い。

たまに自分用も作って食べる

これは母に教えられた。実際に弁当を食べるのと同じ条件で味見することで、調味加減などを把握できる。温かい状態で食べるよりも少し濃いめの味付けにしないと美味しくないし、冬の弁当に牛肉の時雨煮など入れると牛脂が気になる。

という感じで、かれこれ6年近くマンネリ化した弁当を作り続けてるけど、苦行ではない。言い忘れたが、私は料理が得意ではないし、食に対する興味も薄い。それでも事前のメニュー決めと週末調理でなんとかなる。すごく美味しいとか豪華とかじゃなくて良い。栄養的には肉と緑黄色野菜の2品で十分。低め安定を目指して、緩くがんばりましょう。