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レシピ

高校生・大学生の頃はオレンジページが好きな雑誌だった(バブル期です)。毎号買うわけではないけれど、ちょこちょこ買ってはレシピページを切り抜いてファイリングしていた。そんなファイルが片付け中に段ボールからごっそり出てきて、げんなりする。

食べることに興味ないくせに、料理上手になりたかったんだな。

母が何でも作る完璧な専業主婦なので、大学で専門性の高いことを学びながらも、どこかで料理も家事も一人前にならなきゃ、と思っていたのかもしれない。肉料理、パン・お菓子系、お弁当系、と分類してファイルしている几帳面さ。
現実には、専門資格の力で就職して、料理上手になどならないまま結婚・出産し、仕事に全振りして管理職。弁当は私が作るけど、夕飯は夫が準備。
時代もすっかり変わり、今はインターネットでいくらでもレシピを参照できるし、気に入ったレシピはクラウドのメモにコピーしておくこともできる。

というわけでレシピ本とレシピファイルは全部捨てた。
一方、手芸の本は、明らかに今後使わないものや趣味に合わなかったものしか捨てられず。ニッチな手芸ジャンルの本はあっという間に絶版になるから。国内に数えるほどしか本が無くて、個人輸入した洋書もある。引越して通勤時間を短縮できたら、もう一声の厳選に取り掛かりたい。
ああ、多分今回の引越しで、家族で一番持ち物が多いのは私だ。片付けの道は果てしないなあ。