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手を、つなぐための

のびたまごのヒビノカケラ
#002

いい感じに物事が進んでいるとき、
(いい感じともなんとも思ってないようなとき)
ふと なんともいえない気配がするときがある。

そして、気が付いたら
周りの景色が動くのをやめていて、
足が止まっていたことに気付く。

あれ、なんで止まってるんだっけ?
あれ、何か問題あったっけ?

それは一見 本当になんでもないので、
さらりと流してしまいそうになる。
ときには流してしまうこともある。

そして、また歩き始めるのだが
なぜかまた足が止まっているときがある。

あくまでもこれは例えだ。
でも、こういうことは意外と多い。

そして、もっともっと深く、
むしろ気付かないまま逆走したりすることもあるから
人の気持ちとは複雑なものだ。

それは、正当性を主張して、
そのまま進む怖さから
逃げ出すことがあるということ。

責めたいわけではない。
でも、実はその時の自分に
あとから問いかけてみたら
知っていたということが多い。

そういうことなのだ。
準備が出来たら進めるけど、
準備が出来ていても怖気付くことはある。

それだけのこと。
それだけのことだけど、
それが意外とむずかしい。

ふと なんともいえない気配がするとき。
それが、実はかつて通った道だったとき。

知らず知らずのうちに、
足が止まるときは、
一旦ちゃんと止まって、
自分と対話をすることだ。

「進みたい」わたしと、
「進みたくなかった」わたしを、
ひとつにまとめる。

ふたつを合わせて、今のわたしにする。

その作業のあるなしで、
その先の1歩が大きく変わる。

前に進むのが怖いとき。
なんともいえない気配がするとき。

それは、過去の自分と手を取り合うための
大切なギフトなのかもしれない。

きっと、そうに違いない。


2022.11.26

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