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日記2024.5.5〜

近所のすうさんから「今日何してる?」と連絡があった。きょうだいのところに行き、母を実家まで送り届けて、その後なら大丈夫だよとLINEを返信する。いつものロイヤルホストに行くがラストオーダーが何やら早い。なんとこれから22時閉店になるのだそうだ。今までは23時までだったのに。「骨太なファミレスが無くなってしまった」と嘆きながら、喋り足りない私たちは「自転車で関戸橋のほうまで行ってみようか」という事になった。

5月の夜の風は冷たく心地良く頬をなでる。私は歳をとって、夜が怖くなってしまったが、すうさんには関係ない。ダイナミックな彼女は自転車の運転もぐいぐい行く。私はすれ違う若者の集団や改造車や色々なものが怖いのだが、すうさんは周りをあまり見ずにどんどん目的地に向かって爆走していく。自転車の運転は車と一緒で性格が出る。


近くに感じた鉄橋は遠くにあった

途中に見えた聖蹟桜ヶ丘の駅前は閑散として、淋しさを感じた。どこもかしこも人が居なくて、活気がない。日本のこれからを憂う。夜景を見ながら、「いつまでこうやって自転車に乗れるのかな」と話したり、「お互い健康で、家族も周りも友だちも皆が元気でいよう」という話をする。

5月11日(土)

中学、高校の同級生Mちゃんと、昭和記念公園へ行く。彼女は見た目も綺麗だが、内面も綺麗なこころを持った良い子だ。昔から知っているので、話しもするが、なんなら話さなくても楽しい雰囲気を感じられるので、楽で安心する。昭和記念公園の盆栽を見て、良さに驚く。今まで良いと思っていなかった事に良さを見いだせる歳になったと感じる。日本庭園で、お抹茶とお茶菓子を頂く。膨大な敷地なので、人は居るが混んでいる感覚は無い。花の色が緑に映えて美しかった。

夢のような花畑

コスプレイヤーが花畑で写真を撮ったり、新郎新婦が撮影をしていたり、このSNS時代だからこその光景が見られた。とにかく自然に癒された日。次回は青梅に行こうと約束をした。

5月25日(金)

仕事を終えて、自宅に戻ってから、早い当番で小腹が空いた私は、冷蔵庫にあったゆで卵を食べる。あまりに暑くて我慢が出来ずにシャワーを浴びてから、待ち合わせの時間に遅れそうで自宅を飛び出し、自転車で待ち合わせ場所の東府中へと向かう。野川沿いを走り抜けるときの緑が目に優しく、川のせせらぎが耳に癒しをもたらしてくれる。前の職場の先輩と後輩と韓国料理屋で待ち合わせをしていた。遅刻をした私は足早に店内へ駆け込む。窓際のテラス席は夜風が気持ち良かった。
プルコギや、ジャガイモチヂミ、キンパ、冷麺などとにかくたくさん頼んで、今の現状を話し合う。やはり同業者だからこそ分かち合える事がある。今までの自分の「普通」が普通では無くなった話をする。(皆が退職しているので、新しい職場の中で切磋琢磨している話が出来た)

最低な私は財布に二千円しか入っておらず、後輩からお金を借りる失態。「おろしてくる!」「やめてください、次で大丈夫です。手数料ついちゃうし。勿体無いですよ」と言ってくれた上に美味しいクッキーの手土産まで渡してくれる。ごめんよ、後輩。こんな駄目な先輩に優しくしてくれてありがとうよ。

冷麺がやたら美味しかった。

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