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こえコン! Vol.7 現地で参加したお話

2024/11/03、こえコン! Vol.7が開催されました。
自分はその前に開催された第一回しなコン!にてレギュラー部門を受賞したこともあり、ぜひとも現地で聞きたい!!と思って家族に許可を取り参加させていただきました。
めちゃくちゃ楽しかったです。ありがとうございます。家族には足を向けて寝られません。息子は寝返りうちながらこちらに足向けてくるけど

こえコン! Vol.7は11/17までプレミア配信(有料)されているようなので、ぜひぜひご視聴ください!!

ということで日記に近い感じなものを交えて感想をつらつらと書いていきたいと思います。どうしても自分や自作の話が多くなりますがご了承ください。仕方ない。隙あれば自分語りをしたくなってしまう性分です。

あとネタバレへの配慮もしておりません。申し訳ないですご了承ください。
これからアーカイブ聞かれる方や脚本を読まれる方は先に済ませてから以降お願いします!!

ちなみにヘッダ画像は当日配った名刺のサンプルです。




出発~開演前

せっかくの月駆名義のオフ会なので、せっかく過去に作った牛若丸三平(アイコンのキャラ)のシャツがあるので着て行ったろ!というところまでは決まっていました。
ちなみに売ってます。

開場12時、開演12時半、家から会場まで約3時間ということで「これは昼飯を食べるタイミング無いな?」と思いつつ、家からおにぎりを握って持っていき現地付近でホットスナックと一緒に食べよう!という方針で向かいました。
結果思った以上に開場ギリギリになってしまい、マジで現地への移動中にホットスナック片手におにぎり片手に歩いて向かう胸に三平張り付けたおじさんが爆誕してしまいました。まあいっか!

12時開場ということで12時2分ぐらいにこっそり入ったら既にだいぶ盛況でした。みなさんお早い……!
実は受付完了するまでもろもろ夢だったりしないか……大丈夫か……という不安があったので、無事に会場入りできたときがひとつの安堵ゾーンでした。

主催のしましまてとらさんに挨拶させていただき、本日の流れについて説明頂き、いよいよ開演の時間となりました。


オープニングアクト「ユメカナイノ館」(作:栞星-Kanra-様)

今回はオープニングアクトという事で事前にオーディションで演者様を選出し、事前練習も実施しつつ演出も付けての上演をされるとのことで楽しみにしておりました。

まず双子のララとレレ役のお二方(楔雪氷様、青井雅様)が服装からしっかり合わせ込んでおり、うおっさすが……! となりました。開演したと思ったら声も似せてきており、うおっ……!!

小道具(ナイフ)もあり、激しい動きもあり、息もぴったりで、何よりも演者の方々の熱演や素晴らしい音響がかみ合ってめちゃくちゃ楽しめました。
OP時の双子二人のトランプで遊んでいるシーンでちゃんと遊んでいたり(行動)、飯沼の豹変っぷりや豹変後の変態っぷり(褒めてる)、双子が最後にシームレスに少女から20代後半に切り替わる所など、聞きどころも見どころもたっぷりの上演、さすがのオープニングアクト……!!となりました。楽しかったです!!

目くばせをしながら同時発言できたり、他人のセリフに遠慮なく声をかぶせることができたりするのは顔合わせての上演ならではですねえ……!


セッション①「演者のいない演劇部」(作:さくらもち様)

ここからセッションであり、演者募集から抽選で選ばれた方々の上演となります。
以降のセッション全部に当てはまるのですが、ほんとに抽選で決まったんか……!?というぐらい皆様ピッタリのキャラクター、ガッチリの演技で素晴らしかったです。

こちら文章で読んだ時も面白く読ませてもらったのですが、声が付くとやっぱり面白い~~~~となりました。声劇の醍醐味~~~~!! コメディ台本だととってもよく分かる~~!!
上でも書きましたが、皆様それぞれのキャラクターが分かりやすくしっかり表現されていて素晴らしかったです。笑いどころで会場から笑い声が聞こえるの、コメディって感じで良いなあ、会場でやってる!って感じが良いなあ、一体感だなあ、と思っていました。曇りなき眼の曇りなき眼っぷりww

上演後に演者様に加えて(現地に来ている)作者様からも挨拶をいただくという話を(開演前にてとらさんから)頂いておりまして、さくらもちさんも挨拶されており、すばらしい挨拶だな……この後俺だな……何言おうかな……と変な緊張をしてしまいました。

どうやら本作、執筆の切欠が自作「わくわく高校演劇部」の劇中劇ものを見て書いてみてくなった、ということらしく、ありがたい限りです……!

幕間:さくらもちさんとのお話①

その流れで「秘蔵映像持ってるんです」とお話され、秘蔵映像……!? そもそも映像とは……俺の作品が……!?!? と思いながら話を聞いたところ、意外なところで意外な縁がある事が分かり、世間の狭さを感じました。

幕間:さくらもちさんとのお話②

セッション②「赤腕の亡霊」(作:月駆)

この直前まで会場の端っこにいたのですが、前方どセンターに席を空けていただいた(ちょうど演者様が座っていた席だった)ので、せっかくなので!と突っ込んで聞かせていただきました。
あとから「作者が目の前に居ると緊張しちゃう」というお話を伺いまして(わかるそれなボタン連打)、今回に関しては作者もめっちゃ緊張してました……!

上演開始して最初の音響でヒッ……となり、マスターの一言目の「いらっしゃいませ」でヒュッ……となるなどしました。直視できずに口を押さえて目を逸らすおじさん(作者)がそこに。
実は何かしらインタビュー振られるということはあらかじめ想定しており脳内でめっちゃシミュレーションしながら来たのですが、一言目で全部真っ白になりました。恐ろしい、この破壊力。

クリム役のねるねさん、挨拶の時点では優しそうなお姉さんなのにクリムではしっかりクールかっこいい所を見せていただき、すげえ!ってなりました。ちゃんとリズと話すとき優しい口調になってる……!と感動しました。
リズ役のてんしさん、リズの活発で暴走気味なところがしっかり表現されており、かわいかったです。序盤の早口部分ほんと好き。上演後の感想さておき宣伝されてたところ、自分は上演後の余韻に浸り続けていたので全然気づかなかったですw
ビル役のえんちょぬるさん、あっ園長さんだったのか!! となりました。お酒2杯飲んでいるとは思えないほど渋く時々カッコよく、素晴らしいおじいちゃんを演じていただきました。舞台役者とのことで声が良い……!
マスター役のともぴさん、もう一言目から声がカッコいいというか、セクシー……!!ってなってしまいました。豹変したシーンも素晴らしかったです。カッコいい系マスターは結構予想外な所で、作者の予想外な演技パターンで聞かせてくれるのは声劇ならでは、という感じですねえ。
音響のろくさん、BGMもSEも素晴らしい選出とタイミングでめちゃくちゃかっこよかったです。決まったタイミングで「この台本に音入れるの難しくないか……?」と不安でしたが、ここまで仕上げていただいてありがたい限り……!! アンジーメカニック店内とか赤腕起動シーンのBGSEとかの蒸気機関感、さすがろくさんや……!ってなってました。銃声にちゃんと蒸気排出音が入っている……!

重ね重ね、上演中の表情だったり動作だったりを見ることができるのは、生で見ることの醍醐味だなあと感じました。

というかもうホント……ほん、ありがとうございます……!
これボイスドラマないんですか……? 自分で作れ はい

本作の感想で、「ウエスタン・スチームパンク」と言っていただきました
ウエスタンな感じは、自分も書いてる最中に「なんかそういう方向に流れて行ったな……」っておもっていました。酒場だったり銃だったり出てくるし、極めつけに保安員が出てくるし。多分あっちの交差点にタンブルウィード転がってるよね
スチームパンクの方は「そう、言ってくれるのか……ありがとう……」の気持ちでいっぱいでした。スチームパンクをテーマに執筆スタートしたものの、最終的にスチームパンク要素を義手まわりぐらいにしか持ち込めていない気がしており、「物語の1パーツに蒸気って付けただけでスチームパンク名乗った顔してるんじゃねえよ?」とか言われてもおかしくねえな……とか思っていました

幕間:上演後のあれこれ①

(悪い意味ではなく)「声劇向きではない」というのは自分でもそうだなあと思っていました(います)。セリフバランスちょっと荒いし(座る時間が長い方がいるのを見ると「ごめんね……」ってなりました)、少女いるし、おじいちゃん居るし、場面転換多めだし。
今回のしなコン!では複数本提出OKだったことと、同時に提出した「第五回十二支喫茶運営会議」(めちゃめちゃ声劇向きの台本)が居たことが、赤腕の亡霊を提出できた後押しだと思います。1本だけどちらかに絞れと言われたら、限界まで悩んだあげく十二支喫茶の方を出してたかもしれない

幕間:上演後のあれこれ②

もろもろ感想を頂きまして、本当にありがとうございます。生の感想、めちゃくちゃ美味しいです、もぐもぐ。超励みになります。
・「赤腕(せきわん)」と、片腕だけ義手であることの「隻腕」のダブルミーニングについては、完全に偶然です。挨拶でも口に出ましたが、俺はずっと「あかうで」で読んでいたので……
・「クリム」の名前の由来はクリムゾンです。本筋に直接関わらない範囲でちゃんと考えていた他の設定としては、アンジー一家の名前の由来と、無煙炭(ただの石炭ではない)を使用している理由です
・クリムが保安員であることを評価していただけたのは、実は新鮮な観点(学ぶべき観点)だなあと思っていました。キャラクターのバックグラウンドを詰め込んで膨らませるのが苦手なのは、そこが評価されるという視点がないからだった……?

幕間:上演後のあれこれ③

セッション③「ささくれ」(作:ものかき様)

30分ほどの休憩をはさみ、後半戦始まりました!

演者の方々の判断により急遽BGM無しでの上演になったらしく、いやこの内容でBGM無しはヤバいって!! ふたりの雰囲気ダイレクトアタックやばいってコレは!! もうヤバですよ、ヤバヤバのヤバですよこれは!!

音響マシマシで聞けるのも素晴らしかったですが、こうやって本当に最低限の音響だけで雰囲気を伝えてくるのも声劇の醍醐味……!! というのを実にひしひしと感じました。何より演者のお二方の演技力が……高い……!!


セッション④「魔王城の7人」(作:雪のキシイ様)

開演前の作者様からの見どころ紹介によるハードルブチ上げイベントが発生し、会場盛り上がってまいりました……!
現地で参加できないなりにそういう盛り上げ方もできるんだなあ……エンターテインメントを感じました……!

そしてしっかり演者の皆様も、上がったハードルを問題なく超えていく演技を披露していただき、音響も素晴らしくて、ただただ楽しませてもらいました!! 皆様キャラがめちゃくちゃ立ってて凄いの……読んでいるだけでも面白かったのに、声が付くとなおのこと面白いというこの……!!

以前の記事でも書きましたが、同様の台本を提出したからこそより感じる「よく30分にここまで諸々詰め込んで綺麗に仕上げられたなあ……!」という台本の素晴らしさ……!!


表彰

しなコン!の入賞の表彰式をしていただきました。ひょ、表彰!?
皆様の代表として自分が表彰状を頂きました。俺が!? あ、ありがとうございます!! 額縁買います!!


エキシビション:崩壊家族(作:らて様)

今回もエキシビションで、その場で演者を決めて上演するというのを観劇させていただきました。
せっかくなので!という気持ちはありましたが、いかんせん気管支をやられていたのがまだ復活しておらず……らてさんの台本なら間違いなく面白いのと叫びそうな気配がしたので今回は辞退させていただき……

その場で決まってその場でやるという流れだったにも関わらず、皆様さすがの演技力と合わせ方で素晴らしい声劇を楽しませていただきました!


交流会

せっかくなので、本編後の交流会も参加させていただきました。
交流会ではとにかく手あたり次第名刺を配り歩くおじさんになっていました。こ、交流会だし、いいよね!

ネット上で交流のあった方とお話したり、今回だったりネット上だったりで自作を上演していただいた方にご挨拶させていただいたり、昔(ボイコネ)話に少し花を咲かせたり、ちょっとだけだけど声劇の台本の書き方や観点みたいな話もできたりして、交流会~~!!よい~~~!!ありがたい~~!!となりました。楽しかったです!

「のび男ですー」というお話をして「のび男さんだったんですか!?」という反応を貰うの、ちょっと楽しかったです。隠していたわけでは全然ない(プロフに書いてる)けれどのび男ですー。月駆でも良いですしのび男でも良いですので、お好きに呼んでいただければと思います!
むしろのび男-月駆ラインが繋がっていない状態でもこうやってご縁ができる形になることになり、自分なりに頑張ったんだなあ……良かったなあ……って思いました。

「のび男/月駆」と書いてる名刺を配りながら

余韻

次の日(11/4)が有給で良かった……この余韻(と酒)を引きずったまま仕事なんてできねえ……。


ということで

第一回しなコン!への参加から入賞、そしてこえコン!Vol.7への参加に交流会、最初から最後まで余すところなく存分に楽しませていただきました!!! 赤腕の亡霊、楽しんで演じたり聞いたりしていただけたなら幸いです!!!
皆様おつかれさまでした!! 本当にありがとうございました!! 期限までアーカイブ擦り続けようぜ!!!


ということで赤腕の亡霊もソナーズにアップしました。
クリム役を不問(女性だけど男性可)にしております。こえコン上演での募集時に女性固定にしていたのは好みと趣味です。

よかったら皆様も読んでいただければと思います!!
さらによかったらお気に入りのセリフとかを連打していいねしてもらえればと思います!!
さらにさらにあわよくば上演なんかしたりしていただければ幸いです!!!


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