『夜汽車は走る』:東南アジア旅行記 4→5日目(11/25→26)
20:20
ノーン・カイ行きの寝台列車に乗っている。
900Bくらい(3000円ちょっと)で11時間弱くらいなのだが、相当に快適である。
新幹線のようなイメージでトイレ、洗面台もあり、座席は下に向かい合わせ(これは倒してベッドにする)と、上にベッド。
椅子は柔らかくはないが、しっとりと沈み込む。
マットレスくらいにはよい。
コンセントとあり、水置き場とテーブルもある。
これは使える限りは使いたくなってしまうなあ。
寝台列車に乗り込んで、友人と少しお話をしてから、良き時間に寝支度をする。
このときにはすっかり許していたけれど、この数時間前にはこんなことがあった。
駅でWi-Fiをつないだ後、ヴィエンチャンからルアンパバーンまでのバスを予約しようとしていたら(結果として、当日その場で探すことにした)、友人も何かをしている。
ちらりと見てみると、『カイジ』を読んでいた。
「昨日、俺が宿とか調べてる時何してた?」と聞くと、その時もやはり『カイジ』を読んでいたという。
「じゃあ俺にはあの時間になにができていたんだよ」と、友人。
この、バレなければ大丈夫というか、サボり癖というかは、本当に面白くて愛せるが、腹が立つ。素晴らしい。
追記:アカギだった。
鷲巣麻雀の4戦目、鷲巣がダウンした後、自分の抜かれた血にアカギがタバコを吐き捨てたところ、とのこと。
2つ前の記事で、友人を軽んじて見てしまっている、と書きましたが、その友人はだいたいがこんな感じです。
とても面白くて愛らしいのですが、イライラする。笑
でもこうして一緒に旅をしているので、仲は良いです。(はずです。)
寝る前に撮られた一枚。
この後ぐっすり寝て、起きた頃にはもうバンコクからすっかり遠く、ラオスとの国境の町、ノーン・カイでした。