『サラ・ケオク(奇怪遺産)を訪ねる』:東南アジア旅行記 5日目(11/26)①
寝台列車に乗って、やってきたのは「ノーン・カイ」という、タイの東北部の町。
朝早いとはいえ、バンコクやアユタヤで見かけたトゥクトゥクやタクシーの数は少なく、
起伏が少なく、道路真っ直ぐ遠くまで見える様子は、寂しさを感じさせます。
そんな町で、トゥクトゥクを拾い、行き先を告げます。
『サラ・ケオク』、ブッダパークへ。
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着いたのが、現地時間で6:45頃
出迎えてくれたのがこちらの仏像
とにかくでかい
中に入ると、まずこれ
食べちゃってるよ……
ええ…?それ人の顔ですよ……?
こっちもこっちであらあら
持ち上げてますけど、お兄さん
いや、手どうなってるんですか…
涼しい顔して…
……と、こんな感じで不思議な仏像(?)がたくさんあるんです。
四面像や、
超巨大な七頭のナーガ(:インド神話に起源をもつ、蛇の精霊のこと)、
カエルを叩いていたり(背面)、
とにかく、「え?なにこれ?」な仏像がたくさんで、下にちろちろと書いてある文字が読めれば、なんの像なのかは分かるのでしょうが、当然読めないので、だから僕は想像力を持ってこの像たちを読み解きます。
そしたら、とても刺激的で、風刺的で、いいなあ〜って像ばかりでした。
紹介してゆきます。
(あくまで個人の見解です。)
1枚目
釈迦からの施しを受けたい子供たちと、それを無視して進みなさいと引っ張る親の像
2枚目
これはちょっと分からない、けど楽しそうだったので混ざってみました
前が楽しそうに話してて、背を向けていて
奥の仏さんが痩せ細っているという風刺かな?
女性方が下にいて、さぞかし良い気分でしょうなあ
奇面の仏像の願いは横で寝て聞く仏
そんな仏にはタオルも投げつけたくなる
分かる、分かるよお
園内はこんな感じです
こちらもなんだか分からないけど、楽しそうな感じだったので
今度は友人が混ざってみました
仏に背を向けて寝そべってみたり
争いを止めてみたり
そしてたどり着きましたこちら
どうやら口の中に入っていくようですが、、口の中……?
でもまあ指差されてるし…ってことで入ってみます
すると、、
まずは中央に四面像
その周囲にはたくさんの像があって、どうやらぐるっと回ると、いくつかのストーリーになってる様子
たとえば
こんな夫婦や、
仏を志す男、
男女のカップル?幼なじみ?兄妹?
関係性はなんだってよいのですが、その2人の幼少期から青年、老いまでなど、
一体の仏像だけでなく、何体かの仏像を使って、命や時間の流れを表していました。
とっても刺激的でした…。
そこを出てからもまだまだ像が
こちら、結構お気に入りの、寺院(アンコールワットかな?)を投げる像
いい……。
そして次が、一番お気に入りの像です!
どん!
こちら、お分かりいただけたでしょうか?
ワニのいる沼?に、たくさんの人達が埋まっていて、そこから象に乗り、立ち上がった者が、
仏に向かって矛?を投げつけようとしているという像で……。
反骨心に溢れているというか、この世に憂いているというか…
いいぞ!やれやれ!、と、沼の中にいる僕なんかは思ってしまうわけです…、はい…。
(※あくまで個人の解釈です。)
まだまだ園内には刺激的な像がたくさんありました。
めちゃくちゃでかい像もいくつか建っていて、(下の写真参照:右下に僕がいます。)
園内に入ってまずびっくり、あっ!、と、カルチャーショックを受けること請け負いですし、
あれやこれや像について考えてみたり、そんなことせずともただ眺めてみたりするだけでも楽しいです。
ぐええ
ぐええ
こんなのもいくつか。
バンコクからはだいぶ離れておりますが、興味のある方は、ぜひぜひお立ち寄り下さい。
……と、歩き回ったところで、概ね朝の8時。
野犬が動き出し(怖い)、近所のおばあさんも園内を訪れていました。
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待っていてくれていたトゥクトゥクのおじさんの元へ帰り、陸路での国境越え、ラオスを目指します!!