約束の地まで、あと一駅。~『アナスターシャ』から1年を機に想う~
朝起きてふと思い立ちMVを見た。
大切な日だったからだ。
ちょうど1年前。
「幻」となってしまった2期生ライブで
『アナスターシャ』が解禁された。
感動と共に「ごめん」の気持ちに襲われた。
当時の記憶はここに。
あれから1年。
共に前に進めただろうか。
MVを見ながら問いかけた。
心の中の私は頷いている気がする。
私が何ができているのかは分からないが
後悔するような1年は送ってこなかった。
散り散りになり会えない。
1人で歩む時間もあった。
再開の日に喜ぶ姿も。
立ちはだかる大きな壁に悲しむ姿も。
でも、どんな時も同じ方向を向いていた。
隣を向くと真っ直ぐ前を見つめる横顔があった。
1年間、伝えて、聞いて、話して。
その視線の先が小さくでも見えるようになった。
…
あのとき守れなかった約束は守れてるかな。
再び散り散りになってしまった日から1年。
先も見えず大変だったと思うけど、
私たちは前より強く頑張れた気がする。
はぐれたら ここで会おう
そのチケットを手にしていたから。
形もない。期限もない。
そんなチケットだったけど、
行き先があるだけで自然と力は湧いてきた。
そのチケットに日付が印字された。
そしてまた同じ場所へ向かい、
皆が列車に乗車し始める。
MVの2番を見ていると
そんな情景を思い浮かべて熱くなった。
無観客での開催。配信ライブ。
去年と同じ状況だが「心」がある。
1年間かけてもっと大きくなった心が。
ファンもメンバーもそれぞれで共に育んだ。
約束の駅まで、あと一駅。
出発した列車の先に何が見えるか。
進行中に何が起こるか。
その駅に何が待ってるか。
それは誰も分からない。
ただ輝く未来はきっと待っている。
ひとりひとりが灯す、心があり続ける限り。
その地で今度こそ、喜びの涙を流したい。