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神宮は、まっている。

いよいよ今日2022/8/29から3日間、明治神宮野球場で乃木坂46真夏の全国ツアー2022のFainalが始まります。

思えば前回神宮でライブをしたのは2019年の全国ツアーFainal。ちょうどコロナ禍となる前の夏でした。

あの日、私もその場所にいました。あの頃は今のこんな状況になるとも思わず、またいつか来たいなぁと花火を見上げていたでしょうか。(その頃は神宮の改修の話などで暫く使えないかも…?みたいな話でした)



乃木坂ライブの聖地。
そう言われる神宮球場はその名に相応しいライブの演出をしてくれます。

風も空も取り込む開けた空間。
ステージに向かい合って立つホームスタンド。

移りゆく空の色はどんなライトアップより美しくステージを照らしてくれますし、日が落ちた後に会場に吹き込む風は夏の終わりをも感じさせてくれます。

周りに高い建物が少ない開けた空は、この時間に存在しているのはこの場所だけだ、とも思わせてくれるほどです。

そこで見た花火は今まで見た花火の感動とはまたひとつ違うものでした。夏の終幕を盛大に告げると共に、どこか儚く消えていく寂しさと美しさを持つ輝きでした。

ライブと呼応する会場、だからこそ聖地だと感じるのです。



特別なのは場所だけではありません。
乃木坂のメンバーもファンも、神宮へ懸ける思いは特別です。バースデーライブとはまた違う神宮公演がそこにはあるのです。

神宮公演と聞くとスッと背を正してしまうような、そんな人の心の襟を正す力がある気がします。

林瑠奈ちゃん。パフォーマンスやライブのMCの頼もしさなど彼女もすっかり大人で先輩ですが、3年前にはこの場所には立っていませんでした。

そんな彼女が書いたブログ『神宮の空』では、遅れて加入した4期生の5人で「一緒に迎える最後の初めてになりそう」と綴っています。

3年前は4期生初参加シングルの1人として踊っていた賀喜遥香ちゃんも、今回はセンターとして神宮ライブに臨むことになります。

「背中で語れるかっこよい先輩になりたいですね」(ブログ『眩しすぎる思い出』より)と綴った視線の奥には、あの日見た先輩達の姿がきっとあるのでしょう。

あの日もあの日からも沢山のメンバーが卒業しました。そして沢山のメンバーが入ってきました。

立場や役割が変わって迎える今回のライブは、自身の成長を強く感じられるライブになるのではと思います。



今しかない。

それを強く感じた3年間でした。少し先の未来には予想もしないような出来事があったり、目に見えて分かる人の変化があったり。

この「今」を乃木坂46と共に明治神宮野球場に刻む。3年分の思いを背負って。


神宮は待っている。
おかえり。ただいま。


それでは、行ってきます。

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