映画『野火』
2015年の『野火』初公開時に全国劇場行脚を行い個性あふれるミニシアターの魅力に触れた塚本晋也監督が、お世話になっている映画館を1館ずつ訪れ動画を撮影し、ミニシアターの魅力を伝えます。
7月5日(火)に30名さま限定で『野火』メイキングのオンライン上映会を実施し、塚本監督が参加。タイニイハウスとともに「旅気分」で一緒に鑑賞し、上映後には鑑賞者のみなさまと質疑応答を行いました。オンライン(Zoom)上には全国各地からの参加者が集い、口頭またはチャットにて塚本監督に質問・感想を寄せました。この日はウクライナの方の参加もあり「みなさんとこの場にいられることがうれしいです」と英語であいさつする一幕も。作品について、表現について、戦争について、多くの質問が寄せられ、予
塚本晋也監督が撮る!ミニシアターの魅力を伝える動画「街の小さな映画館」第18回は、シネマ尾道さんです!広島県尾道市唯一の映画館。尾道市は小津安二郎監督の『東京物語』や大林宣彦監督の「尾道三部作」(『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』)などで知られる「映画の街」。2001年に「尾道松竹」が閉館したことで、一度は尾道市から映画館の灯が消えることになりましたが、尾道出身の河本清順氏が「映画の街に映画館を復興させたい」との思いで市民からの募金を集め、2008年に旧「尾道松竹」
塚本晋也監督が撮る!ミニシアターの魅力を伝える動画「街の小さな映画館」第17回は、シネマルナティックさんです!愛媛県松山市の銀天街商店街に隣接する松山市唯一のアート系映画館。「フォーラム松山」の支配人をつとめたのち、広島「サロンシネマ」で経験を積んだ橋本達也氏が、1992年に「シネ・リエンテ」でのレイトショー上映活動を経て、1994年10月に同市河原町の「フォーラム松山」跡地に1号館をオープン。(2005年11月に閉館)2005年7月に同市湊町に2号館として現在の劇場を開館し
塚本晋也監督が撮る!ミニシアターの魅力を伝える動画「街の小さな映画館」第16回は、シネマ・クレールさんです!岡山市の中心市街地、後楽園の程近くに位置する岡山市唯一のミニシアター。地元企業でサラリーマン生活を送る傍ら自主上映活動をしていた浜田高夫氏が、1994年12月に同市北区石関町に49席の劇場をオープン。(2008年に閉館)2001年7月に北区丸の内にて現在の劇場を開館しました。既存の建物を活用するかたちではなく、一棟丸ごと映画館として一から建てられ、音響設備やスクリーンに
塚本晋也監督が撮る!ミニシアターの魅力を伝える動画「街の小さな映画館」第15回は、横浜シネマリンさんです!横浜のイセザキ・モールに隣接するミニシアター。同地で60年以上続く歴史ある映画館に閉館の危機が訪れた2014年、映画サークル「横浜キネマ倶楽部」で活動していた八幡温子氏が個人で経営を引き継ぐことを決意し、同年12月12日に復活させました。アテネ・フランセ文化センターの堀三郎氏が手掛けた音響設計に定評があり、優れたドキュメンタリーや社会と連動した作品を得意としています。35
塚本晋也監督が撮る!ミニシアターの魅力を伝える動画「街の小さな映画館」第14回は東京・池袋の名画座、新文芸坐さんです!新文芸坐は東京・池袋の東口に2000年にオープン。1956年に創業した前身の「文芸坐」を含めると60年以上映画ファンに愛され続けています。2022年4月15日には音響・映写設備を一新しリニューアル。デジタルでは「4Kレーザー」上映に対応すると同時に35ミリフィルム、16ミリフィルムも現役で稼働。またオリジナルの音響システム「BUNGEI-PHONIC SOUN
塚本晋也監督が撮る!ミニシアターの魅力を伝える動画「街の小さな映画館」第13回は宮崎市のミニシアター、宮崎キネマ館さんです! 宮崎キネマ館は特定非営利活動法人(NPO法人)が運営する映画館として日本で最初に誕生した映画館。前身として宮崎映画祭が1995年より開催されていた中で2001年に開館しました。コロナ禍真っ只中の2021年には現在の場所に移転リニューアルオープンし、2スクリーン増の4スクリーン体制とななりました。 公開された動画では、新築でありながら宮崎県産杉を使用し
塚本晋也監督が撮る!ミニシアターの魅力を伝える動画「街の小さな映画館」第12回は鹿児島市のミニシアター、ガーデンズシネマさんです! 鹿児島市内の商業施設マルヤガーデンズの屋上庭園を抜けた先にある39席の小さな隠れ家的映画館。2007年より仲間とともに自主上映活動をしていた黒岩美智子氏が支配人をつとめ、2010年に開館しました。 公開された動画では、地元の名産品や手作りの装飾品が並べられた受付、小さな扉の先の映写室、緑豊かな屋上庭園などを辿ります。インタビューでは支配人の黒岩
塚本晋也監督が撮る!ミニシアターの魅力を伝える動画「街の小さな映画館」第11回は熊本市のミニシアター、Denkikanさんです! 活動弁士として活躍していた窪寺喜之助氏により1911年(明治44年)に創業した歴史ある映画館。戦時中には地下が避難所となったといいます。代々家族で受け継ぎ現在の代表は4代目の窪寺洋一氏。2003年には映画館として初めて日本映画批評家大賞特別賞を受賞しました。 公開された動画では、アート作品が飾られたスタイリッシュなロビー、こだわりのドリップコーヒ
塚本晋也監督が撮る!ミニシアターの魅力を伝える動画「街の小さな映画館」第10回は別府市唯一のミニシアター、別府ブルーバード劇場さんです! 1949年(昭和24年)創業の老舗の映画館。館長の岡村照氏は1931年生まれ。高校3年生のときからチケット売り場に座り、90代となった現在も現役で切符売りから映写までを切り盛りしています。照氏の人柄に魅了され、多くの映画人が愛してやまない劇場です。『野火』の初公開時には1918年生まれの映画看板絵師、松尾常巳氏(2020年逝去)が絵看板を手
塚本晋也が撮る!ミニシアターの魅力を伝える動画「街の小さな映画館」第9回は、大分市内唯一のミニシアター、シネマ5さんです!閉館する映画館を館名もそのままに継承するかたちで昭和最後の日である1989年1月7日に開館した映画館。代表の田井肇氏は地域の映画・映像文化を担う組織が中心となって構成されるコミュニティシネマセンターの代表もつとめています。初公開時、『野火』を自主配給することにした塚本監督が同団体主催の「全国コミュニティシネマ会議」(全国各地で映画上映を行っている人たちの情
7年目の『野火』この日の塚本監督オンライントークは現存する日本最古級の映画館、上越の高田世界館さんです。MC上野支配人の進行でトークを行いました。 2021年8月21日(土) 14:00の回上映後 会場:高田世界館 MC:上野支配人 上野支配人の呼び込みで大きな拍手に迎えられ塚本監督がスクリーンに登場。はじめてご鑑賞の方に挙手をいただくと7~8割ほど。上野支配人は「毎年新しいお客様にお越しいただいて本当にうれしく思っています。」と述べました。 丸6年たって7回目の上映
7年目の『野火』終戦記念日最後の塚本監督オンライントークは愛媛のシネマルナティックさんです。幅広い世代の方にご来場いただき有意義な対話の時間となりました。 2021年8月15日(日) 19:00の回上映後 会場:シネマルナティック MC:橋本支配人 毎夏欠かさず『野火』を上映くださる劇場のおひとつ、シネマルナティックさんです。おひとりで劇場を切り盛りする橋本支配人の進行でオンライントークを実施しました。 スクリーンに登場した塚本監督はMC橋本支配人より「野火の上映を続
7年目の『野火』。この日は東北のフォーラムシネマネットワークの5劇場をオンラインでつないでの合同アフタートークを実施しました。フォーラム福島の阿部支配人の進行で仙台、山形、盛岡、八戸、福島の5都市のお客様よりメールで届いた質問にリアルタイムで塚本監督が答えました。 2021年8月12日(木) 19:00の回上映後 会場:フォーラム仙台、フォーラム山形、フォーラム盛岡、フォーラム八戸、フォーラム福島 MC:フォーラム福島 阿部支配人 MCのフォーラム福島・阿部支配人のご挨拶
7年目の『野火』この日の塚本監督オンライン行脚3か所目は名古屋のシネマスコーレさんです。名物副支配人・坪井さんの流れるような進行でオンライントークを行いました。毎年大事に『野火』を上映いただいてます。 2021年8月14日(土) 13:15の回上映後 会場:シネマスコーレ MC:坪井副支配人 毎年欠かさず『野火』を上映してくださるシネマスコーレさんです。昨年に続き坪井さんのMCでオンライントークを行いました。スクリーンに登場した塚本監督は難しい状況の中お集まりくださったお
8月15日戦後76年終戦記念日。恒例の渋谷・ユーロスペースさんで7年目の『野火』。塚本監督の登壇によるティーチインがありました。質問用紙とオンラインフォームの双方でお客様からの質問を受け付けました。 2021年8月15日(日) 15:00の回上映後 会場:ユーロスペース MC:配給T 毎年終戦記念日に『野火』を上映してくださるメイン館のユーロスペースさん。あいにくの雨模様でしたが多くのお客様にご来場いただきました。コロナ対策でマイクはまわさず、質問用紙とオンラインフォーム