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宇宙とインターネットの類似性
ネットと宇宙の類似性について考えよという神託をいただいたので僭越ながら今回はそれについて論じさせていただきます。
無限
ネットと宇宙の類似性。ずばりそれは「無限」なわけですね。考えてもみれば仕組みを熟知していない人は(私はほとんどの人が詳細な仕組みを理解していないと考えておりますが)ネットというものに対して何か際限のない広がりを想起せずにはいられないかと存じます。ええ、確かに目には見えません。しかし言うまでもなく我々は毎日ネットを活用しています。すでにネットとは形而上的な概念に成りつつあるのです。
昨日私は空を見ました。雲一つない快晴でございました。しかし私はその時ふと思いました。私は何を見ているのだろうと?
およそ空と呼ばれているものを見ているのには違いないのでしょう。しかし、どこまでが空なのでしょう?すなわち私はどこかで見ることを諦めているのです。人は空を眼にする際、見ることをしながら、見ることを諦めている。文章の矛盾や直感に反するのは重々承知でございます。しかし、これは真実です。無限に対する我々の無意識的反応なのです。
話を戻しましょう。宇宙は無限の広がりを持っていることがこれで分かったと思います。人間の認識能力の限界と言うのもあるでしょうが、時間を超越した無限性が宇宙に存在することは確かでございます。
では、ネットはどうなのか。先ほど申し上げましたようにネットは日々ものすごいスピードで普及しています。また、ネットは随時更新されるものです。人間の数は無限ではありません。しかし、ネットに何かを投稿し新たな情報を入れ込むという行為は連続的に行われるものであり、そういった意味では無限に限りなく近いと言えるでしょう。
見えない
この点においてもネットと宇宙は類似しているといえるでしょう。宇宙に関しましてはどこかで我々は見ることを諦めている。ネットとはそもそも電波を通しての通信ですから、ネットそのものを可視化することができない。どちらもその広がりというのを目にすることはできないのです。
思いつき……ではなく神託を受けて書き上げました今回の記事。
透き通るような青空をみて今回のような物思いに耽るのも時には一興といったものなのでしょう。