短歌おきば 2020-11
つんどくの背に七七は忍びけり『デモクラシーの古典的基礎』
つはの花照るたまほこの道をふむけふもうき身はいき廻りたり
つはぶきの花の香かよふ道のべをひとり虫らの数となるかな
横がよし横となりたしお布団にうづもれてのみふるこの身かも
もみぢ葉は風にふるひてあくがるる心のすゑやいづちなるらん
あが思ふ君いかにいます唐にしき葉なみの風はたちまさりけり
たつ波のしくしくからき世をうみにながれていかにみをつくしなむ
ひさかたの空にいちゃうをとふ人のくつぞこにすむ金色のちり
見るほどに何ぞ戀しきもみぢする下葉の間より照らす月影
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