短歌おきば 2022-03
月よなほこのごろは見よながらへば涙ながらも語りあはせむ
来し方をおもひ寝覚めの奥深くこゑなき夜の星影の下
誰が袖か思ひ出づらむ梅の花夢吹きまがふ朧月夜に
花よいつ木の芽は雨に閉ぢられて窓うつ音のしきるさびしさ
いかに見しはるか木蓮空に咲き罪なくて散る花白たへに
風払ふ雲の垣間に月は出でて白む影より花ぞ降りける
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?
月よなほこのごろは見よながらへば涙ながらも語りあはせむ
来し方をおもひ寝覚めの奥深くこゑなき夜の星影の下
誰が袖か思ひ出づらむ梅の花夢吹きまがふ朧月夜に
花よいつ木の芽は雨に閉ぢられて窓うつ音のしきるさびしさ
いかに見しはるか木蓮空に咲き罪なくて散る花白たへに
風払ふ雲の垣間に月は出でて白む影より花ぞ降りける
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?