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のべくら
2020年10月1日 21:12
短歌かりの世になにかつとめむいやひけに暮るるのはやき秋のすき風連るる友なき浅煎りのカップごし土鳩は秋をのし歩きたりいねがてに秋の夜ふけてなに思ふおどろの蟲の音こそ高かれひとり寝に秋風のしむ宵の空いまだのぼらぬ月ぞ恋しき吹く風も虫の遠音も秋さびてひとりおくるるわが身なるかないざよひのおなじ雲ゐとみる月よいざ言伝てむけふも生けりと寝どころの鳥や見るらむあしひきの山ぎはに出づる待