使わないともったいない! 無料で使える爆速デザインツール「Adobe Express」
知財、IT産業、ネット、放送、買ったもの、ライフハックなど、コデラの気になるところを語ります。
先日、Adobeのビジネス分野への取り組みとして、オンラインで記者発表会が行なわれた。PDFのあまり知られていない機能などを紹介するものだったが、後半に紹介された「Adobe Express」が結構面白かった。これまでこんなサービスがあるのをまったく知らなかったので、ぜひ皆さんに共有しておきたい。
Adobe Expressは、Photoshopのような単体アプリケーションではない。簡単に説明するなら、クラウド上で動くデザインテンプレートツールである。利用にはAdobeアカウントを作って、[ブラウザでログイン](https://express.adobe.com/ja-JP/sp)する必要がある。
Adobeのデザインツールは、デザインの専門家がゼロから作っていくようなものも多く、ある程度デザインセンスや知識がないと、素人が突然いいものを作るということは難しい。だから多くの人は、自分で作るとなればなんらかのデザインテンプレートから始めるという事も多いだろう。
Adobe Expressは、様々な利用ケースに応じたデザインテンプレートを大量に用意し、その編集機能も備えている。デザインで利用できるパーツや写真も、Adobe Stockと連携して利用できるようになっている。
有料のプレミアムプランは、月額1,078円、年払いでは10,978円だが、無料プランでもかなりの数のテンプレートや素材が使えるのがポイントだ。それぞれのパーツのうち、サムネイルに王冠マークが付いているのが、有料プランのみで利用できるパーツである。要はそれを避けて選んでいけば、無料で優れたデザインの成果物が得られるというわけである。
■あっという間に見栄えのいいものができる
テンプレートには、ロゴやチラシ、ポスター、Instagram投稿などがある。作品はプロジェクト単位で管理するので、まずはホーム画面から新規プロジェクトを作成していく。
サンプルとして、「小寺・西田のマンデーランチビュッフェ 出版記念オフ会」のチラシを作っていく。ちなみにこれは架空のイベントである。テンプレートから「チラシ」を選択すると、チラシのテンプレートが出てくる。「イベント」の中から無料だけを絞り込むと、無料で使えるチラシのテンプレートだけが残る。この中から適当なものを選んで、これを土台に考えていく。
右下に積み上げられたカードみたいなものは、クリックするとこのテンプレートがどのようなレイヤー構造になっているのかがわかる。逆にいえば、このレイヤーごとに編集や差し替えが可能ということである。
例えば「無料」というレイヤーをクリックすると、「無料」という文字部分が選択され、それに対する編集が可能になる。もちろん画面内クリックでも行けるのだが、思ったところが選択できないといったこともあるので、このレイヤーから選択した方が確実だろう。ここではフォントを変えて、有料イベントとしてみる。
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